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自分しかやらないことを!360日×10年つくりたてを一軒一軒に届け続ける、パン屋さんの話

生ボイス

朝6時前、まだ辺りが暗い中一軒一軒のドアノブにつくりたてのパンが届けられます。

朝食用パンのデリバリー専門店「ぱん工場 寛」の店主・田中朋広さんは、パンづくりを全て1人でこなすと、できあがったパンを自転車で届けて回ります。雨の日も雪の日も360日、年末年始以外ほぼ休みなく走り続けること10年。

お客さまに心のこもったおいしいパンを直接届けたいという田中さんの情熱は、パンと一緒にほのかな温もりも届け続けてきました。

大手企業を退職してパンづくりに取り組んだ田中さんが独立起業に当たり、考えたのは「自分にしかできないこと」。その結果、導き出した答えが「注文生産」と「デリバリー」を組み合わせた画期的なパン屋でした。その発想の原点はどこにあるのでしょうか。詳しくお話をうかがってきました。

<田中朋広さんプロフィール>
1967年生まれ、「ぱん工場 寛」店主。大学で化学を専攻し、卒業後、大手電機メーカーにシステム設計者として入社。27歳で退職し、都内のパン屋2軒で修業。川崎の薬局勤務を経て、2006年、都立大学駅近くに「ぱん工場 寛」を開店。国産の原料にこだわったパンの注文生産、夜中から早朝にかけてのデリバリーで、信頼と人気を集める。
ぱん工場寛

“パン”ではなく、“ぱん”。店名に込めた、ささやかな思い

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◆電機メーカーを辞めて一念発起。パン屋の開業に至るまでの道のりをお聞かせください。

※本記事は取材当時の情報を基にしており、団体名、サービス名、法令等が現在と異なる可能性があります。しかし、取材時の想いや状況を正確に伝えるため、内容をそのまま掲載しています。ご了承ください。

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