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起業家・先輩から学ぶ

実は少ない横浜ブランド 港町ならではの帆布鞄 雇われない生き方:VOL.161

実は少ない横浜ブランド 港町ならではの帆布鞄 雇われない生き方:VOL.161
PROFILE

鈴木 幸生さん(56歳)

ユー・エス・エム(株)/横浜市中区

雑貨を扱う会社で社長の右腕となり、社員数人だった会社を200人規模にまで成長させるが、50歳で独立。20年間暮らしていた横浜で「横浜らしさ」を表現するものづくりを思い立ち、船舶に使われる帆布を生地にした「横濱帆布鞄」を開発した。

VOL.161
実は少ない横浜ブランド港町ならではの帆布鞄

地域に根をおろし
ものづくりで街の魅力を伝える

まれは浜松なんだけど、代官山の会社に通うのに横浜本牧へ越して20年です。横浜はカッコいいな、ハイカラだなって、それだけの理由なんだけどね。会社員のうちはただ住んでるだけで、知らないところばっかり。
 
 50歳まで勤めた雑貨の会社を辞めて起業したのは、魔が差したっていうのかな(笑)。会社の看板なしの丸裸になったら何ができるか試してみたくなったんです。最初はコンサルタントをやろうと思ったんだが、口だけで食えるほど甘くなかったね。自分の原点に帰ってものづくりをしよう、そういえばファッションにしても横浜ブランドは案外少ないな。というのが「横濱帆布鞄」の始まりです。横浜といったら港町。船舶に使われる耐水・耐熱性に優れた帆布でつくった鞄に、横浜の市外局番「045」をプリントしました。
 
 横浜との縁が本当に深くなったのは、横浜のブランドを謳って起業してからかもしれません。地元の人と付き合いができて、最近は街づくりのお手伝いも始めている。やっと横浜に根をおろせたかな。こんな場所にしゃれた鞄屋があるよと言ってもらえると、横浜の価値の1コマ分になれた気がする。うれしいよね。


更新日:2016/11/16
取材・文/東 雄介 撮影/太田未来子、刑部友康、阪巻正志
アントレ2016.夏号 「儲けも損も財産だ 激白!社長の醍醐味」より

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