人を動かすことは
マニュアルどおりにいかない……と実感
スタッフが相次いで辞め、テンションが少し下がりぎみだった中北一郎さん。
たった3~4カ月働いただけで、思っていた仕事と違う……と言われてしまうこと自体、理解に苦しんだという。その半面、たった30分の面接と履歴書だけで、人を判断しなくてはいけないという面接の難しさも感じている。
面接の時にそう感じても、実際に仕事をしてみるとそうではなかったり……人間関係だけはマニュアルどおりにいかないんだって痛感しましたね。
今は、生徒さんたちに教える仕事以外に、生徒数を増やすための営業や、教室内のこまごまとした仕事があることを理解し、一生懸命やろうという姿勢のある人を選ぶようになりました。
さぞかし中で働くスタッフも混乱しているのでは?と思い、6名のスタッフのうち、都合のついた5名に個別に話を聞いてみたところ、全員が全員、「いいことも悪いことも、思ったことは中北さんに直接話すので混乱することはない」という答えだった。
普通の会社なら上司に遠慮して言わない、波風を立てたくないから言わないという人がいそうなものだが、これにはびっくり。
ぶつかることも多々ありますが、一番大切なのは生徒さんたちが楽しく続けられるか、学べるか……ということだと思うんです。
そのためには相手が誰でも遠慮することなく話し合います。でも中北さんって穏やかに見えて意外と短気なんですよ(笑)
とスタッフの那須さん(仮名)。
複数店舗の経営を目指す中北さんだが、ほとんどのスタッフは本業がほかにあったり、開業予定者だったりさまざま。
現在、スタッフの1人を社員に登用する手続きを進めているという。
次回の更新は、8/26(金)お楽しみに!
更新日:2016/8/12取材・文:堀家かよ 撮影:吉原朱美
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