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海外の会員制コンシェルジュ サービスを扱う代理店 雇われない生き方:VOL.151

海外の会員制コンシェルジュ サービスを扱う代理店 雇われない生き方:VOL.151
PROFILE

堀越 建夫さん(51歳)

スタートライン/東京都葛飾区

印刷会社で営業を経験後、経営コンサルティング会社に10年勤務。その後、リサイクル会社に転職し、株式上場準備に従事。2014年9月に外資系の会員制コンシェルジュサービスの代理店として独立。旅行や飲食の予約代行、ギフト販売のほか、セミナー開催、各種専門家の紹介などを行う。

VOL.151
海外の会員制コンシェルジュサービスを扱う代理店

“自分の夢”と“家族の幸せ”
両方大事にするための独立を

時4歳だった娘が難病を発症したのは、勤め先が株式上場する直前の時期。準備に追われる中、毎晩、入院先を訪ね、病室で仕事を続けました。2カ月が過ぎる頃、社長から「仕事と娘とどっちが大事なんだ!」と迫られました。頭に来て「娘だ」と答えれば、「じゃあ辞めろ」と。もう引くに引けず、その場で会社を辞めることになりました。

すると、私の窮状を知った知人が、高収入で残業がない仕事を紹介してくれて。以前から、「次は転職でなく、独立したい」と思っていたのに、厚待遇にグラリときて1カ月ほど悩みましたね。目先の収入にとらわれて、自分の気持ちにフタをしていいのか。しかし、家族や住宅ローンのことを考えると不安は尽きない。そんな葛藤する日々の中、起業セミナーに参加したら、「ハワイにホテルを建てたい」という夢を思い出したんです。また、「夢に向かうことが家族を捨てることにはならない」という話も聞いて。“自分の夢”と“家族の幸せ”、どちらを取るか悩み続けていましたが、「両方大事にするための独立だってできるんだ」と思えましたね。

その後、独立に向けて勉強する中、現在手がけている外資系の会員制コンシェルジュサービスに出合った。可能性を感じ、海外の本拠地を訪問して直接交渉した結果、代理店をやらせてもらえることになりました。あのまま転職していたら自分の夢は消えていたはず。逃げずに、その不安をしっかり受け止めたことが、自分を動かす原動力になりました。


更新日:2016/9/14
取材・文/上野真理子 撮影/刑部友康、阪巻正志、四宮義博、仲本 潤、町田里仁
アントレ2016.冬号 「独立VS転職 私たちの決断」より

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