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鵠沼駅から徒歩ゼロ分。嫁と義両親が営むカフェ 雇われない生き方:VOL.187

鵠沼駅から徒歩ゼロ分。嫁と義両親が営むカフェ 雇われない生き方:VOL.187
PROFILE

保川弘美さん(49歳) 廣さん(73歳) 照子さん(73歳)

Family Cafeterrace 鵠沼/神奈川県藤沢市
左から、照子さん、弘美さん、廣さん。弘美さんは、コンピューター系の会社に勤めた後、飲食店で経験を積んだ。
義両親である廣さんと照子さんは、江ノ電鵠沼駅前でそれぞれ喫茶店と美容院を営んでいた。2015年、2つのお店を1つに建て替える形でカフェを開業。

VOL.187
鵠沼駅から徒歩ゼロ分。嫁と義両親が営むカフェ

パートナーは義両親。
先輩経営者に学ぶ毎日

嫁の私、義理の父、母の3人のお店です。
なんでこんな組み合わせかというと、最初に私をそそのかしたのは主人なんです。料理を出すたび「おいしいじゃん」て何年も言い続けるから(笑)その気になって。

でもこの場所がなければ開業までいかなかったと思います。もともと隣同士で義母が美容院、義父が喫茶店を経営していた場所。江ノ電のドアが開くと目の前に見えて、私と主人は「ここでお店をやれたらいいね」と話してた。

義母が体を悪くした頃、相続のことも考えて2つのお店を1つにしよう、お義父さんには前と変わらずサイフォンでコーヒーを入れてもらおうと夫婦で提案したんです。2人は「お前たちがそれでよくなるなら協力する」と言ってくれました。
 
以来、家族総動員のお店です。オープン当初は義理の妹がケーキを焼いてくれましたし、彼女が辞めるとそれまで裏の自宅で休んでいた義母が手伝ってくれるようになりました。お店のほうから声が聞こえるとウズウズしてくるみたいで。
私が言い出したことですから、経営者は私。

「若い人のアイデアでおやんなさい」と言われていますが、2人は先輩経営者、教わることはたくさんあります。気を使うか?もちろん。

でも何より強い味方です。

私をそそのかしておいて単身赴任している主人は、計算外(笑)。



構成・文/東 雄介 撮影/刑部友康、阪巻正志
アントレ2017.夏号 「1人では決断できなかった 私と家族の独立物語」より

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