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家庭と社会を幸せに。夫婦円満コンサルタント ・中村はるみさんが歩んだ10年間の軌跡。

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「夫婦円満コンサルタントとして起業する前は、19年間専業主婦をしていたんです」

そう語るのは、起業してから10年、夫婦円満コンサルタントとして活躍する中村はるみさん。

「夫婦円満コンサルタントって?」

この記事を見たあなたは、まずそう思うでしょう。そして「専業主婦が起業なんてできるの?」と疑問に感じるのかもしれません。

そこで今回は、女性起業家として活躍する中村さんに、夫婦円満コンサルタントを始めたきっかけから、専業主婦から起業するに至った経緯、今後のビジョンまで語っていただきました。

家庭と社会を幸せに導く、それが夫婦円満コンサルタント

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—「夫婦円満コンサルタント」という聞きなれない職業ですが、具体的にはどのようなことを行っているのでしょうか?

―中村
夫婦関係で悩む方に、関係を修復するためのコンサルタントとして電話や来訪などでアドバイスをしています。これまで夫婦関係のトラブルを1000件以上解決してきました。

ほかには、夫婦円満を保つ秘訣についての講演会を開いたり、雑誌やテレビなどのメディアに掲載・出演をしたりしています。そして、2015年には「夫婦円満コンサルタント」という名称を商標登録しました。

—1000組以上の夫婦を救ってきたんですね!女性だけでなく、男性からの依頼もあるとのことですが、どういった相談が寄せられますか?

―中村
女性からは、「夫への不満を解消したい」「夫と仲良く過ごすにはどうすればいいか」といったことを相談されることが多いです。男性からは、奥様の浮気相談が多くを占めます。

男性は、家庭において自分が必要とされることで、自信を持つ人が多いんです。だから夫婦円満で、奥様だけでなく子どもにも信頼されていると、仕事がうまくいったり家事や育児に協力的になったりするんですよ。

夫が家事や育児を手伝ってくれれば、妻も家庭への不満がなくなるので双方にとってメリットがあります。

起業のきっかけは家庭内離婚。夫に愛されリスペクトされたいという意思が全ての始まり

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—「長い間専業主婦をしていた人が起業できるの?」と思われる方は多いと思います。起業となるとそれなりのビジネス思考が必要ですし……。もともと起業の夢は若い頃から持っていたんですか?

―中村
私は、起業を夢見るタイプではありませんでした。専業主婦として、3人の子育てをする毎日だったので。

でも、普通の主婦とは違っていたかもしれません。子どもの幼稚園バッグを作る時は、まず裁縫の本を10冊読んでから最高のものを作り、料理にハマれば本を読みあさって知識をつけ、料理やパンのコンクールで優勝したこともあります。

いつも、やると決めたらとことんやっていたんです。

—裁縫ひとつで本を10冊も!そんなに主婦業を極める人は珍しいですよね。

―中村
そうですね。これには夫の考え方が影響していると思います。主婦業の中にも、夫から学んだビジネスの方法が反映されていたのかもしれません。

—そんな主婦一筋の中村さんが、起業を意識したのはいつ頃ですか?

―中村
50歳の頃です。実は当時、日常生活の中での夫へのイラ立ちがかなり溜まっていたんです。とはいっても人として尊敬している夫から学んだことはたくさんありましたし、末っ子はまだ小学生でしたから離婚もできなくて。

それなら、夫への不満をビジネスに昇華しようと思って。また、ビジネスマンとして尊敬している彼から学んだビジネス思考を社会で試してみたい。そこで、自分に投資することを決め、偶然テレビで見たコーチングの講座を受けることにしました。

けれど、最初は「コーチングを学んでも、それをビジネスで活用する場は限られる」と夫に否定されてしまって……。それでも私がコーチングの汎用性が高くないことを理解した上で勉強していることを知ると、夫も私の頑張りを認めてくれ、応援してくれるようになりました。

※コーチング…感情や思考のはたらきを行動の力に変えることで、目標達成や自己実現を促すコミュニケーション技術のこと。

まずは目標だった経営コンサルタントから入った起業。しかし男性社会の壁に阻まれ…

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—コーチングの勉強を終えた後、その知識を生かせる経営コンサルタントとして活動を始めた中村さんですが、当時の事業はどうだったのでしょうか?

―中村
当時、経営コンサルタントは男性中心。ですから、女性という理由で受け入れてもらえないことが多かったです。中には実力を認めてくれる経営者もいましたが、私をコンサルタントとして採用してくれることはありませんでした。

「男性中心の社会に女性はいらない」という考え方がまだ根強い時代だったので……。当時の企業は実力がある人間よりも、コンサルタントとして知名度が高い男性を採用する傾向があるように感じました。

—それは辛いですね……。しかし、そこそこ事業は成功していたと聞きました。当時は、どんな人をターゲットにビジネスを展開されていたんですか?

―中村
税理士・弁護士などの士業の女性をターゲットに経営コンサルタントをしていました。男性中心の組織だとなかなか実績をあげるのが難しかったですが、女性は実力だけをみて判断してくれる方が多かったからです。

しかし、事業が軌道に乗り始めた頃に東日本大震災が起こり、長年住んでいた仙台から東京へ引っ越すことになりました。それに伴い、仕事もいったん辞めてしまったんです。

自身の経験は絶対に世の中に必要!その思いで夫婦円満コンサルタントへ

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—東京への転居に伴い、一度は軌道に乗ったビジネスを手放した中村さんですが、ビジネスを再開するに至った経緯を教えてください。

―中村
東日本大震災が起きた頃は、仙台でのビジネスに限界を感じていた時期でもあったんです。この土地において、士業の女性へのコンサルタント業で上を目指すのは厳しいなと。だから、東京で再出発しようと思ったんです。

でも、東京には経営コンサルタントなんて星の数ほどいますし、実績や実力がものをいう社会で這い上がるには、何か一つの分野でトップを目指すのが一番だと思いました。そして、そのあとに自分がやりたい事業を展開していけばいいと。

そこで浮かんだのが、夫婦円満コンサルタントでした。

—夫婦円満コンサルタントは、考えてもなかなか浮かばないアイディアだと思いますが、どのようなプロセスで生まれたのですか?

―中村
まず、自分がやってきたことで、かつ世に出ていないビジネスがいいと思って。そこで「円満な夫婦関係をサポートするビジネスをしよう」と考えつきました。

実は自己投資で始めたコーチングの勉強から、だんだんと「どうしたら夫と快適に暮らすことができるか?」ということを考えて、実践していたんです。その結果、夫との仲も良くなり、今ではおしどり夫婦だねって言われるほどになりました。

この経験なら、需要もあるしビジネスとして成り立つと思ったんです。

夫婦と関わる機会のある業界の人にも、夫婦円満の秘訣を伝えて幸福な社会の一歩に

—最後に、夫婦円満コンサルタントとして業界を牽引してきた中村さんの次のビジョンを教えてください。

―中村
やりたいことはもう明確なんです。

まずひとつは、これから一緒になる夫婦へのアプローチ。近年、ブライダル事業やお見合い事業は著しい成長を見せていますが、どちらも夫婦関係の始まりに焦点を当てたビジネスにすぎません。しかし本当に大切なのは、スタートした後の夫婦関係を良好に築くこと。でも、その具体的な方法を教えてくれる人って誰もいませんよね。

そこで、こういった事業を展開する人たちに夫婦を円満に保つための秘訣を伝えるんです。そうして出会いから結婚、その後の結婚生活までサポートできる形を作り、1組でも長く円満に暮らせる夫婦が増えたらいいなと思っています。

―中村
そしてふたつ目は、退職後の生活を始める夫婦へのアプローチです。実は、退職後の第二の人生は、退職金の使いみちや加入保険のプラン設定など、夫婦の絆の強さが問われます。

「金の切れ目が縁の切れ目」ともいうように、金銭的な価値観の不一致が離婚原因になることも少なくありません。ですから、金融機関や保険会社の方たちに夫婦円満の秘訣を知ってもらい、彼らがそれらの知識を使いながら老後の金融プランを提案していけば、心穏やかに暮らせる夫婦が増えると思います。

3人の子どもを持つ50歳女性が教えてくれたのは、きっかけと行動力で人生は変わるということ

「コンサルティングの知識が全くなかった素人が?」

「19年間専業主婦だった人が?」

「小学生の子どもがいた、当時50歳のお母さんが?」

過去の中村さんは、一見、起業とは縁遠く見える女性でした。しかし今では一企業の代表を務める立派な起業家。ビジネスの知識がなくても、専業主婦でも、母親でも、きっかけと行動力があれば起業家としての道が歩めることを彼女は体現しました。

どんな境遇でも関係ない。年齢や性別、キャリアがネックとなって起業をためらう方の背中を押してくれる、中村さんはそんな存在でしょう。

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最新記事をお届けします

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菊地美由起さんプロフィール
岩手県の保育専門学校を卒業後、すぐに結婚。家事をこなしつつ、ファストフード店やコンピューター関連の仕事に従事。数年後、離婚を機に埼玉県へ移住した。1年ほどファストフード店と服飾店で経理として働いた後、総合病院に就職。9年後に退職し、乳幼児専門の保育園に正社員として就職。3年後、次女の結婚を機に、鎌倉に引っ越し。現在保育園で正社員として働いているが、3月末で退職予定。現在4月開業を目標に鎌倉市内でフランチャイズの保育所を準備中。

――開業予定の物件の契約は無事にできましたか?

保育所の基本的な設備としては、トイレなどの水回り、エアコン、防音設備が完備していれば大丈夫だと思うのですが、やはりテレビや新聞で保育所の騒音問題などが取り上げられるせいか、大家さんが慎重になっていらっしゃるみたいで、まだ決まっていないんです。以前その場所が使われていたのは飲食店で、今回はまったく別の業種ですし…。

今は、不動産屋さんが大家さんに交渉してくださっているのでおまかせしています。

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――それは心配ですね。それでは、ほかの準備の進捗状況はいかがでしょうか?

とにかくできることからと思い、鎌倉に住む次女の知り合いの人を通じて内装関係の方に工事の見積もりを出してもらいました。そしたら大工工事・電気・内装・給排水で500万円以上かかると…。大手の会社にお願いしたのですが、お願いした作業以外にも、保育所にはあったら良いだろうというものを加えてくださったものがあり、予算を大きく上回る金額でびっくりしました。

見積もりが出たところで、日本政策金融公庫に創業融資用の書類を提出しに行ってきました。その後、フランチャイズとの本契約をしました。

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――なるほど。そもそもそのフランチャイズを選んだ理由は何だったんでしょう?

保育関係の仕事を続けるうちに、自分のやりたいスタイルというか、自分の作りたい保育所の形がだんだん見えてきたんです。そのタイミングで周囲の人から“菊地さんが保育所をつくったらいいんじゃない”といわれることが多くなって、真剣に開業することを考えはじめました。

自分でやってみたいけど、どうしようかな~と思っていたら、あるとき自分のポリシーにぴったり合う会社が見つかって…。それがこのフランチャイズだったんですよ。

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――それはもう縁としかいいようのない出合いですね。話は前後しますが、日本政策金融公庫の申請もご一緒に行かれたんですか?

いいえ、それは1人で。フランチャイズさんからいただいた事業計画書の書類や工事の見積もりなどを持参したのですが、日本政策金融公庫の担当の方が開口一番おっしゃったのが、工事の見積もりが高すぎるということでした…。

私の予定では、不動産200万円、内装準備300万円、フランチャイズ契約100万円を合わせて600万円、そこに自己資金を250万円足して850万円でスタートしようと思っていたんですよ…。だからどう考えても工事の500万円は高すぎますよね。

そこで見積もりをやり直し、工事費を300万円台にして再提出することになりました。私は開業しようとしている鎌倉の出身ではないので、新たにどの業者さんに頼んだらよいのか分からず困っていますが、まずは次女の繋がりで依頼してみるつもりです。

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――そうなんですね。初めて融資申請をした感想はいかがですか?

とっても緊張しました。でも担当の方が親切に教えてくださるので安心してお話しできました。融資の返金は最長10年までだということ、再度お金を借りる場合は決算を2回おえた3年以降であれば借りられることなど、疑問に思っていたことも丁寧に説明してくださいました。

ただ、私の性格上、借金が大嫌いなんです。だから今回、融資を受けることに最初は抵抗があったのですが、お話を聞くうちにこれからは経営者として借りることもありなんだって気持ちを切り替えることができたように思います。

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――娘さんと二人三脚で開業準備を進めていらっしゃいますが、意見が合わないとか、ぶつかることはありませんか?

それが全然ないんです。普段はメールやLINEで事細かに連絡をしています。平日はなかなか会えないので週末に会って、いろいろなことを報告したり、相談をします。私は仕事もあり、有給完全消化できないまま3月末に退職予定なのですが、自分が動けないときの用事は娘にお願いしています。

娘の存在は本当に心強く、彼女がいるから開業できるという気がしています。いまは一日も早く物件が決まることをだけ信じているんです。

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次回の更新は、2017年3月24日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/2/17
文:堀家かよ 撮影:吉原朱美




独立開業への道 365日 アンケート2

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2017年2月17日

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これから独立・起業を考えている人が必ず直面するであろうお金と税金の問題。会社勤めをされている方だとなかなか関わることがないですよね。

まず、個人事業主としてやるべきなのか、それとも法人化するべきなのか…。「そもそも確定申告って何!?」と、税金まわりのことが分からず、開業に不安を抱いている方は多いはず。

今回は、自身の税理士事務所「株式会社タイムコンサルティング」を経営し、3,500日以上更新を継続中の60万PVを誇るブログの運営や書籍の出版、さらには定期的に各地方のトライアスロンやマラソンに参加するなど、多方面で活躍する税理士・井ノ上陽一さんに、独立・起業する前にこれだけは知っておきたい税金まわりのノウハウを伺いました。

個人と法人の違いは、「登記申請」の必要性

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―そもそものお話ですが、個人事業主と法人というのはどのように違うのでしょうか?

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井ノ上
まず、会社を設立するにあたって「登記」という役所(法務局)への手続きをする必要があります。簡単に言うと、会社の住民票を持つようなものですね。

法人の場合、登記するのに合計30万円の費用が発生するというのと、手続きにも時間がかかります。

逆に個人ですと、登記等の法的な手続きが不要なので、全く資金がない状態からでも始めることができます。つまり、「今日からスタートします」「実はもう始めていました」と、いつから個人事業者として開業したのかを自由に決めることが可能となります。

ただ、税務署には開業時に必要な書類を提出しないといけないのですが、出していないからといって商売をしてはいけないということではありません。

―そうなんですか!?それは業種に関わらず商売をして大丈夫なのでしょうか?

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井ノ上
特別に免許や許可の必要のない、例えばWebデザイナーやライターは手続き等は不要です。飲食店といった業種は許可がないと商売することはできないので、事前に申請する必要があります。

また、フランチャイズで飲食店として独立する方は個人として入れるのですが、届け出は自分で出さないといけません。

多少のサポートはあるとは思いますが、あくまで店舗経営のノウハウや運営知識を教えるのが本部の役目なので、何でもやってくれると勘違いしないよう、注意が必要です。

最初は個人の方が有利?法人に移行する目安は「年間売上1,000万円」

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―職業にもよるとは思うのですが、個人から法人へ移行する年間売上の金額のラインはどのへんなのでしょうか?

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井ノ上
目安としては、利益に置き換えると年間400~500万円、売り上げで言うと同じく年間1,000万円を超えたタイミングで法人になった方がいいと思います。

何故かと言うと、売り上げが1,000万円を超えた場合、その2年後に消費税が発生します。

しかし、原則として法人は会社を始めて2年間は消費税を免除されますので、支払わなくてよくなります。

例えば今年の2017年に売り上げ1,000万円を超えたら、2年後の2019年からは消費税を払わなければいけなくなります。

それなら、来年の2018年に法人化すれば消費税を支払わずに済むので無駄がないですよね。

ただ、売上が1,000万円超えたら食べていけているかと言われれば正直微妙なラインなので、目指すのでしたら売り上げは1人あたり1,500万円から2000万円超を目標に設定した方がいいと思います。

事業をはじめたばかりのころは、初期コストがない、個人にしておき、売上が上がってきてして1,000万円を超えたら法人を検討するのがセオリーです。

個人vs法人、メリット・デメリットを整理!

―なるほど。では、ほかに具体的な個人・法人それぞれのメリットとデメリットを教えて頂けますか?

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井ノ上
法人のメリットは、一般的に信頼性があります。もちろん、個人でも信頼がある人はいますが、大手企業は外部に仕事を依頼する場合、法人じゃないと取り引きしない場合が多いんです。

大手企業とのやり取りがあるのでしたら、メリット・デメリットを考えずに法人化しないといけませんね。

それと、法人の場合は節税における対策が増えるので、個人よりも節税効果が出しやすいと言えます。

例えば、ある会社の経営者が社員に給料を30万円支払ったとすると、その30万円は経費として扱われます。経費が増える、ということはすなわち税金を下げることにつながります。

―それは個人ではできないということですか?

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井ノ上
個人の場合、儲けたお金を私用で使うことはできますが、それは当然経費として考えることはできません。

―なるほど。聞く限りでは、やはり法人の方がメリットが多いように感じますが、デメリットな部分はありますか?

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井ノ上
法人は初期コストだけではなく、維持コスト、運営コストがかかります。

決算をして仮に利益が出なかったとしても、最低7万円支払わないといけません。また、事務所を移転するときも同じ区内なら3万円、別の区の場合は6万円お金がかかってしまうので気を付けてください。

もう1つ挙げるとすれば、個人よりも税務署に提出する書類が増えるので、確定申告は難しくなります。なので、そういう時のために家計簿や会計ソフトを使う癖を付けておくことをオススメします。確定申告する前に一気に整理すると大変なので。

確定申告は、必ず青色申告で出すべし!

―その確定申告というのは、そもそも何なのでしょうか?

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井ノ上
確定申告とは、個人の一年間(1月1日~12月31日まで)の所得にかかる税額を毎年3月15日までに税務署へ申告するという手続きのことを言います。

そのうえで、確定申告には2つの方法があります。それが、「青色申告」と「白色申告」です。

―青色や白色というのはよく聞きますが、実際どのような違いがあるのですか?

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井ノ上
青色申告というのは、1年間の収入内容をきちんと記録して提出してくれれば、その分「税金を引いてあげますよ」という制度です。

その中で、白色申告が1通り、青色申告が2通りあって、青色では帳簿の付け方によってどちらかを選択することができます。

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井ノ上
ただ、ここで注意して頂きたいのが、その帳簿を提出する際に収入が「何月何日にどこからいくら入ったのか」をきちんと明記していないといけない点です。

これは、青色でも白色でも必須事項なので、手間としてはさほど差がないという点でも断然、青色申告の方が節税効果が高いのでオススメです。

会計ソフトを使うと自動的に青色申告になりますので、ぜひ挑戦してみてください。

―青色申告は面倒くさいイメージがありましたが、あまり差がないのでしたら青色にすべきですね!確定申告の際に青色か白色か選べるのですか?

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井ノ上
いえ、青色にする場合は「開業してから2ヶ月以内」に申請しておかなければなりません。

なので、例えば2017年4月1日から個人事業主をスタートするのならば、同年の5月末までに手続きを行ってください。

提出期限を過ぎてしまった場合、2017年は一切の控除額がない白色申告事業者として事業を行わないといけないので意識しておきましょう。

節税のことを考え過ぎてはダメ。まずは売上を増やすことを考えよう

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―ここまでの「事業の開業~確定申告」に至るまでのお話の中から、“ここは押さえておこう”というポイントをまとめて頂けますでしょうか?

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井ノ上
職種にもよりますが、以下の5つの項目は必ず押さえておきましょう。

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井ノ上
ざっくりではありますが、この項目を意識して取り組むことができれば心配ないと思います。

―最後に、これから独立・起業を考えている方に向けてメッセージをお願いします。

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井ノ上
結局、税金というのは儲けた分(利益)からしか取られません。ですので、本当の立ち上がりの時は節税のことよりも、まずは売上のことを考えるようにしましょう。

2017年2月16日

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トレンダーズ株式会社の広報として働きながら、副業でお子さんと一緒にモデルとして活躍する秋枝未来さん。本業と副業、そして2人の子どものママという顔をもつ彼女ですが、最近ではさらにボランティアにも参加しているそうです。

今回はそんな、2足どころか4足ものわらじを履いている秋枝さんに、時間の使い方、そして副業に向いている人についてお聞きしました。

プロフィール
秋枝未来さん(トレンダーズ株式会社 広報室 室長&読者モデル)
新卒で大手レコード会社に就職。結婚後にトレンダーズに転職し、現在は広報室長を務める。2児の母として働きながら、副業としてモデル業、ボランティア活動に取り組んでいる。

子育て×広報×モデル×ボランティア!美人ママが4足のわらじを履いたワケ

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-最初に、副業であるモデル業を始めようと思ったきっかけから教えてください。

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秋枝未来(以下、秋枝)
娘が赤ちゃんモデルとして雑誌にでたことがきっかけです。自分の娘の話で恐縮なのですが、本当にかわいいんです(笑)。

かわいさ余って、雑誌の読者モデルに応募してみたら見事通過したんです。それで娘が赤ちゃんモデルとして活躍するうちに雑誌の編集者の方から「ママもどう?」と誘われて。

そんな流れで私自身もママモデルとして雑誌に出させていただくことになりました。

-元々秋枝さんがモデルのお仕事をされていたのかと思ったのですが、娘さんのモデルデビューの方が先だったんですね、意外です(笑)。

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秋枝
そうですね。ただ前職では芸能関係の仕事をしていたので、比較的芸能の分野は身近な存在でした。

まさか自分が出演する側に回るとは思いませんでしたが(笑)。

-副業でモデルとしても活躍しながら、最近ではボランティア活動を始められたそうですね。そのきっかけは何でしょう?

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秋枝
広報になってから毎朝新聞を読むようになり、「もみじの家」(http://home-from-home.jp/)という病気の子どもとその家族が一緒に宿泊できる施設が新設されることを知りました。ボランティアなど何か関われることがないか電話で問い合わせをしてみたんです。

もともと福祉や医療・教育の分野に興味があり、大学でも障害児教育を専攻しました。

私は、会社員としてキャリアをスタートしたのですが、40歳頃からはそうした福祉や医療・教育の分野に関わりたいなと、ずっと思っていたんですよね。

そんな矢先に自分がやりたいと思っていたことに近しいこの施設が新設されることを知り、迷わず応募したんです。

本業と副業がつながって、相乗効果を生み出す!

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-お子さんが2人いてお仕事もされているのに、バイタリティがすごいですね…。それだけやることがあるとバランスを取るのが大変そうですが、そのあたりは工夫をしていますか?

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秋枝
大変ですが、メインは広報の仕事。モデルとボランティアは、自分で活動の量を調節しているので、どれも楽しく取り組めていますね。

トレンダーズでは、本業に支障がない範囲なら、むしろ副業を推奨しています。

私の他にも副業でセミナー講師や、本を執筆している者がいます。

副業によって得られる知識や人脈は本業にも生かせるし、本人のタレント性を伸ばすことにつながるからです。

-副業としてのモデル活動は本業とつながることはありますか?

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秋枝
あります!

モデルの現場で、雑誌の編集者さんからいろいろな企画の相談を受けることがあります。それが広報という本業を生かせる内容だったりして。

今回のような私自身の取材を受ける際に、一緒にトレンダーズのサービスを紹介していただけたこともありますね。

もともとキャリアにつなげるためにモデル業を始めたわけではないのですが、結果的には本業とつながる形になりました。

お金第一じゃ長続きしない!興味のあることを副業にするのがポイント

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-副業を、やっていてよかったと思うことは何ですか?

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秋枝
相乗効果が生まれることですね。

モデル業は先ほどお話しした通りですが、ボランティア活動も本業につながるかもなと思っています。

たとえば、「もみじの家」の持続的な運営のためには、広報が重要となります。

というのも、「もみじの家」を運営するための資金は、主に寄付金によってまかなわれており、それを募るには広報活動が大切になるからです。

まずは現場を知りたいと思い、ここ1年は「もみじの家」で子どもたちと活動していましたが、今後、広報活動に関わっていくこともできるのではないか…と考えています。

そうなれば、本業で学んだことをボランティアで実践したり、ボランティアで感じたことを本業で生かしたりできますよね。

-秋枝さんから見て、副業に向いている人とはどんな人でしょう?

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秋枝
タイミングにもよるのですが、私は副業に向いている人には2つのポイントがあると思います。

1つは、自分に余裕があること。

社会人になりたての頃は、仕事のことしか考えられず、毎日必死でした。

そんな時代の私が無理して一歩を踏み出していたとしたら、本業も副業もどちらも中途半端になっていたと思います。

なので今、目の前に全力投球して取り組むことがある人は、そちらを優先するのが良いと思います。

今は忙しくてなかなか副業にまで手が回らなくても、目の前のことを一生懸命に頑張っていると、それを見てくれる人がいたり、次にやるべきことが見えてきたりするのではないでしょうか。

-なるほど、今大変だという人は無理に副業に手を伸ばさないほうが良いということですね。もう1つはなんでしょう?

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秋枝
2つ目は、副業にするなら必ず、自分が楽しいと思えるもの、興味のあるものが良いと思います。

「副業」という言葉を聞くと、どうしても空いた時間でお金を稼ぐための仕事、というイメージを持たれるかもしれません。

でも「ちょっとお小遣いを稼ぎたい」ぐらいに思っている人は、正直なかなか続かないと思います。

-確かに「副業=お金を稼ぐ」というイメージになりがちですが、それでは続かないんですね。それはなぜですか?

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秋枝
副業をするということは、自分のプライベートな時間を仕事にあてる割合が増えるからです。

私自身もそうですが、興味のあること・自分が楽しんでできることであれば自然とモチベーションがあがります。

私の周りで副業をしている人を見ていると、やりたくてやっている人ほど、とても活躍しています。

反対に、動機がお金だけの人は続いていない印象です。

副業とはいえ、仕事ですので当然大変なこともたくさんあります。

せっかく自分の貴重な時間を使うなら、やりたい仕事をやったほうが楽しいし、得られるものが多いのではないかと思います。

ですので副業を考えている人は、この2つのポイントを意識してみると良いと思います。

2017年2月15日

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