トレンダーズ株式会社の広報として働きながら、副業でお子さんと一緒にモデルとして活躍する秋枝未来さん。本業と副業、そして2人の子どものママという顔をもつ彼女ですが、最近ではさらにボランティアにも参加しているそうです。
今回はそんな、2足どころか4足ものわらじを履いている秋枝さんに、時間の使い方、そして副業に向いている人についてお聞きしました。
秋枝未来さん(トレンダーズ株式会社 広報室 室長&読者モデル)
新卒で大手レコード会社に就職。結婚後にトレンダーズに転職し、現在は広報室長を務める。2児の母として働きながら、副業としてモデル業、ボランティア活動に取り組んでいる。
子育て×広報×モデル×ボランティア!美人ママが4足のわらじを履いたワケ
-最初に、副業であるモデル業を始めようと思ったきっかけから教えてください。
娘が赤ちゃんモデルとして雑誌にでたことがきっかけです。自分の娘の話で恐縮なのですが、本当にかわいいんです(笑)。
かわいさ余って、雑誌の読者モデルに応募してみたら見事通過したんです。それで娘が赤ちゃんモデルとして活躍するうちに雑誌の編集者の方から「ママもどう?」と誘われて。
そんな流れで私自身もママモデルとして雑誌に出させていただくことになりました。
-元々秋枝さんがモデルのお仕事をされていたのかと思ったのですが、娘さんのモデルデビューの方が先だったんですね、意外です(笑)。
そうですね。ただ前職では芸能関係の仕事をしていたので、比較的芸能の分野は身近な存在でした。
まさか自分が出演する側に回るとは思いませんでしたが(笑)。
-副業でモデルとしても活躍しながら、最近ではボランティア活動を始められたそうですね。そのきっかけは何でしょう?
広報になってから毎朝新聞を読むようになり、「もみじの家」(http://home-from-home.jp/)という病気の子どもとその家族が一緒に宿泊できる施設が新設されることを知りました。ボランティアなど何か関われることがないか電話で問い合わせをしてみたんです。
もともと福祉や医療・教育の分野に興味があり、大学でも障害児教育を専攻しました。
私は、会社員としてキャリアをスタートしたのですが、40歳頃からはそうした福祉や医療・教育の分野に関わりたいなと、ずっと思っていたんですよね。
そんな矢先に自分がやりたいと思っていたことに近しいこの施設が新設されることを知り、迷わず応募したんです。
本業と副業がつながって、相乗効果を生み出す!
-お子さんが2人いてお仕事もされているのに、バイタリティがすごいですね…。それだけやることがあるとバランスを取るのが大変そうですが、そのあたりは工夫をしていますか?
大変ですが、メインは広報の仕事。モデルとボランティアは、自分で活動の量を調節しているので、どれも楽しく取り組めていますね。
トレンダーズでは、本業に支障がない範囲なら、むしろ副業を推奨しています。
私の他にも副業でセミナー講師や、本を執筆している者がいます。
副業によって得られる知識や人脈は本業にも生かせるし、本人のタレント性を伸ばすことにつながるからです。
-副業としてのモデル活動は本業とつながることはありますか?
あります!
モデルの現場で、雑誌の編集者さんからいろいろな企画の相談を受けることがあります。それが広報という本業を生かせる内容だったりして。
今回のような私自身の取材を受ける際に、一緒にトレンダーズのサービスを紹介していただけたこともありますね。
もともとキャリアにつなげるためにモデル業を始めたわけではないのですが、結果的には本業とつながる形になりました。
お金第一じゃ長続きしない!興味のあることを副業にするのがポイント
-副業を、やっていてよかったと思うことは何ですか?
相乗効果が生まれることですね。
モデル業は先ほどお話しした通りですが、ボランティア活動も本業につながるかもなと思っています。
たとえば、「もみじの家」の持続的な運営のためには、広報が重要となります。
というのも、「もみじの家」を運営するための資金は、主に寄付金によってまかなわれており、それを募るには広報活動が大切になるからです。
まずは現場を知りたいと思い、ここ1年は「もみじの家」で子どもたちと活動していましたが、今後、広報活動に関わっていくこともできるのではないか…と考えています。
そうなれば、本業で学んだことをボランティアで実践したり、ボランティアで感じたことを本業で生かしたりできますよね。
-秋枝さんから見て、副業に向いている人とはどんな人でしょう?
タイミングにもよるのですが、私は副業に向いている人には2つのポイントがあると思います。
1つは、自分に余裕があること。
社会人になりたての頃は、仕事のことしか考えられず、毎日必死でした。
そんな時代の私が無理して一歩を踏み出していたとしたら、本業も副業もどちらも中途半端になっていたと思います。
なので今、目の前に全力投球して取り組むことがある人は、そちらを優先するのが良いと思います。
今は忙しくてなかなか副業にまで手が回らなくても、目の前のことを一生懸命に頑張っていると、それを見てくれる人がいたり、次にやるべきことが見えてきたりするのではないでしょうか。
-なるほど、今大変だという人は無理に副業に手を伸ばさないほうが良いということですね。もう1つはなんでしょう?
2つ目は、副業にするなら必ず、自分が楽しいと思えるもの、興味のあるものが良いと思います。
「副業」という言葉を聞くと、どうしても空いた時間でお金を稼ぐための仕事、というイメージを持たれるかもしれません。
でも「ちょっとお小遣いを稼ぎたい」ぐらいに思っている人は、正直なかなか続かないと思います。
-確かに「副業=お金を稼ぐ」というイメージになりがちですが、それでは続かないんですね。それはなぜですか?
副業をするということは、自分のプライベートな時間を仕事にあてる割合が増えるからです。
私自身もそうですが、興味のあること・自分が楽しんでできることであれば自然とモチベーションがあがります。
私の周りで副業をしている人を見ていると、やりたくてやっている人ほど、とても活躍しています。
反対に、動機がお金だけの人は続いていない印象です。
副業とはいえ、仕事ですので当然大変なこともたくさんあります。
せっかく自分の貴重な時間を使うなら、やりたい仕事をやったほうが楽しいし、得られるものが多いのではないかと思います。
ですので副業を考えている人は、この2つのポイントを意識してみると良いと思います。