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起業家・先輩から学ぶ

従兄と同様、アフターマーケットでの開業を検討するが現状を聞くと… 年間密着取材Ⅱ~林原さん編第2回~

従兄と同様、アフターマーケットでの開業を検討するが現状を聞くと… 年間密着取材Ⅱ~林原さん編第2回~

定年を考える時期になり、家族の生活を支えるためにも独立を視野に入れ始めた林原さん。これまでの経験を生かし、車のメンテナンスやリペアなどフランチャイズのアフターマーケットを考えていると話されていましたが、年が明け、進捗はあったのでしょうか――。

林原雄大(仮名)さんプロフィール
大学卒業後、車・旅行ガイドなどを刊行する出版社で編集、営業などに従事。現在57歳で、2年後に定年を迎えるが、2人のこどもがまだ中学生なので、現在勤務している会社の嘱託などを視野に入れつつも、起業を優先に検討。これまでの仕事関係の経験を生かし、カーリペアのフランチャイズを中心に情報収集をしている。

――前回、アフターマーケットで独立している従兄の方にお話を聞いてみるとのことでしたが、具体的にはどんなお仕事をされている方なのでしょうか?

ディーラーのセールスマンから、オーダーメードのシートカバーショップとして独立しました。その後は、ベンツやBMWなど輸入車のシートの張り替えや、車の内装関連のショップを開いたんです。

hayashibara

――実際お話を聞いてみていかがでしたか?

2016年9月で内装関連の仕事を辞め、次なる仕事を考えているとのことでした。理由としては、若者の車離れや、カーメーカーサイドも、それなりのクオリティーの内装を標準装備している車が多く、内装の仕事が激減しているとのことでした。

現在、ユーザーもそれほど車にお金をかけなくなってきており、アフターマーケットでの生き残りはかなりシビアという見解でしたね。

hayashibara

――そういった業界の現状を目の当たりにして、現在どんな心境でしょうか?

カーリペアの分野では、正直なところ、先行きが暗いのかな思ってしまいましたね。ちょっと考えてしまう状況です。

hayashibara

――加盟を考えていらっしゃるカーリペアのフランチャイズ本部に、アプローチはされたのでしょうか?

12月は、仕事が忙しくて連絡できませんでしたので、1月はアプローチしていきたいと思います。

hayashibara

――従兄の話を聞いて、率直に独立に対する気持ちの変化はありましたか?

こうして記事が掲載され、やる気が増した部分はあったんです。意外とのんびり屋なところがあるので、マイペースでありつつも、もう少し積極的に独立について動こうという気持ちを持ったことに変化はありません。

ただ、将来性について考えたとき、アフターマーケットだけではなく、もう少し視野を広げた方がいいのかなとは思いました。

hayashibara

――具体的に何か考えている業界はあるのですか?

従兄からは、私の父が生前やっていた表装を含む美術系の仕事はどうなんだという提案をもらいました。実は父も脱サラして開業していました。サラリーマンとしての最後の仕事が書道具を扱う会社だったので、その流れで表装(掛け軸)の仕事を始めたようです。

従兄と話をし、確かに、表装の仕事は書道家や書道教室の先生のコネクションがあれば、教室の展覧会などのまとまった仕事が入るだろうし、レプリカの仕事にも展開できそうだなと思いました。

hayashibara

――では、業界選定から、じっくりと見直していこうとお考えになったということですね。

そうですね。2020年には東京オリンピックもありますし、海外からの観光客も増えており、今まで以上にグローバル化が進んでいくと思われますので、起業するうえでは、そういった部分も視野に入れて、じっくりと自分のやりたい仕事を見極めていければと思っています。

hayashibara

次回の更新は、2017年2月10日(金)予定。お楽しみに!

更新日:2017/1/27
文:磯部正和 撮影:吉原朱美




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