「独立・開業」を目標に実際に起業活動を進めている方の年間密着取材、第2シーズンがスタート。開業までのプロセスを中心に、苦労話や失敗談まで、リアルな姿を追いかけるドキュメンタリーを公開!
大学卒業後、学生時代にアルバイトをしていた大手の学習塾に入社。退職後、フランチャイズの学習塾を開業。雑誌の取材を受けるなど経営は順調だったものの、理想とする塾のスタイルと違うと感じ塾を閉める。その後、大手の個別指導塾に入社し、個別指導の運営方法などを勉強。現在は退職し、個人の学習塾開業に向けて準備を進めている。場所は都内または神奈川県内を予定。
――もともとこどもたちに勉強を教えることが好きだったんですか?学校の先生ではなく、学習塾の先生になられた理由はなんでしょう?
ここで働くうちに“いつか独立して自分の塾を経営したい”と思いはじめました。
――それでフランチャイズの学習塾を開業したんですね?
確かその説明会後3カ月くらいで開業していたと思います。その学習塾はパソコンを使い、ゲーム感覚で授業をすすめるスタイル。
60名くらいの生徒をかかえ、生徒・保護者の面談や講師の育成、シフト作成など、教室運営の仕事が中心でした。でも時間が経つにつれて、“人が人を教える”というスタイルに立ち戻りたいと思うようになったんです。
――それが2回目の転職ですね。でもすぐ独立に向けて動きはじめたわけですよね?ご両親の反応はいかがでしたか?
過去にフランチャイズで開業しているので、経営者としての経験値もあり、講師の面接・採用や資金運用についての知識もあるので、初めて独立するときより少しは不安が少ないかと思います。家族も“好きなことをすればいい。がんばってね”と応援してくれていますし。
――年末から来年にかけてどんな準備を予定していますか?また、今の不安要素といえばどんなことがありますか?
塾は春と夏が生徒募集時期ですし。心配といえば、やはり知名度です。無名の塾でどれくらい集客できるんだろう…というのが一番の不安要素です。今までは大手やフランチャイズの学習塾で、誰でも知っている名前でしたから。
今考えている集客方法は、学校の近くなどでピンポイントにちらし配りをしようかと考えているのですが、まだまだほかの方法も考えてみたいと思っています。
まずは、条件に合う物件を見つけて早くスタートを切りたいですね。もし年内にいい物件に出合えなければ、少し延期して夏前の開業も視野に入れています。
次回の更新は、2017年1月6日(金)お楽しみに!
更新日:2016/12/9文:堀家かよ 撮影:中村公泰
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