毎日努力をしているのに仕事で結果がうまく出せない場合は、仕事が合っていないことが原因かもしれません。仕事が合わないと感じている人は、どんなときに「自分はこの仕事に向いていない」と感じるのでしょうか。今の仕事でうまくいっていなければ、自分はどんな仕事も合わないのでは、と思ってしまうかもしれません。しかし、どんな人にも適性があります。自分にとっての天職を見つけるためにはどのような考え方をするべきなのか、また、今の仕事を辞めてしまう前にするべきことをまとめていきます。
合わない仕事を続けるのは非効率
同じ仕事をしているのに、あの人よりも自分は劣っていると感じた経験がある人は少なくありません。仕事がなかなか捗らなかったり、成長を感じられなかったりするのは、そもそもその仕事が合わないのが原因であることはよくあることです。性格や適性が仕事に合わないと、ほかの人と同じペースで仕事をしても思ったように結果が出せません。
さらに、合わない仕事だと意欲的に取り組めず、結果的に辞めてしまいかねません。
合わないと感じる仕事を続けていても、時間が過ぎていくばかりで自分の力になりづらいです。それであれば、自分に合っている仕事を見つけて意欲的に働いた方が、効率良くPDCAを回せます。うまくPDCAが回せると、仕事が楽しくなったり、アイディアがたくさん湧いたり、自分の能力を最大限活用できるでしょう。
「仕事が合わない」と感じる瞬間
「仕事が合わない」と感じてしまうと、なかなか情熱的にもなれないですよね。仕事に一生懸命になりたいと思っていても、合わない仕事では思ったように結果が残せず力を出しきれずにもやもやとしてしまうこともあるでしょう。しかし、合わない仕事をしているから結果が残せなかったり、うまく進められなかったりするのを他人に理解してもらいづらく、辛い想いをしている方もいるかもしれません。
仕事が合わないと感じる瞬間には、どのような瞬間なのか、まとめていきます。
人並み以上に頑張っても成果が出ない
その人に合っている仕事なのか、合わない仕事なのかで進捗や結果は大きく異なります。例えば同じ仕事でも、合っていると感じる人は50時間で終わるのに対して、合わないと感じる人が結果を出すには100時間かかることもあります。100時間かかってしまう人に対して「もっと早く仕事をしろ」「終わらないなら時間がかかってもしょうがない」というのは無責任です。
そもそもの適性にズレがある場合、仕事が合わないと感じる人と合っている人の差は開いていってしまうばかりです。
会社のやり方や考え方に違和感がある
会社の方針・やり方に違和感がある場合にも、仕事が合わないと感じる人は多いでしょう。同じ内容の仕事でも、それをこなす方法はさまざまです。しかし、企業によっては決まったやり方を用いた仕事を遂行することもあります。自分ではAのやり方のほうが効率良くできると思ったり、心地良いと感じたりするのに対し、会社に絶対にBのやり方をするよう命じられては、思ったように仕事が捗らないですよね。
仕事が合わないと感じてしまうのは、仕事そのものではなく仕事のやり方が原因であることもあるのです。
どうしてもやりたい仕事がある
どうしてもやってみたい仕事がある場合にも、今の仕事は自分には合わないと感じる瞬間です。ほかのことに興味や関心があると「今やっていることは、果たして本当に自分に合っているのか」と疑問に感じてしまうでしょう。すると、徐々に今の仕事がどう自分に合わないのかが明確になっていき、結果として自分にその仕事が合わないと強く感じるようになってしまいます。
仕事の合う/合わないを決める『モチベーションリソース』とは?
そもそも、なぜ仕事が合うと感じたり、合わないと感じたりするのでしょうか。仕事が合うか合わないかの決め手となるのが、『モチベーションリソース』です。
モチベーションリソースとは『人が力を得たり、やる気が持てるようになったり、モチベーションが上がったりする要素』のことを指します。モチベーションリソースは、大きく4つに分けられます。組織型、仕事型、職場型、生活型の4つのモチベーションリソースが一体どのようなものなのか、紹介していきます。
組織型のモチベーションリソース
組織型のモチベーションリソースとは『モチベーションを感じる資源が組織に属することで得られるものであること』です。金銭的報酬、社会的地位、組織内での役割などが具体的に挙げられます。
仕事型のモチベーションリソース
仕事型のモチベーションリソースとは『仕事をすることで得られるメリットにモチベーションを感じられること』です。仕事をする上での目的やプロセスに強く共感したり、達成することで得られる利益や反応に関心があったり、仕事をすることで得られる知識やスキルを磨いたりすることでモチベーションが上がる場合にはこちらのモチベーションリソースが当てはまるでしょう。
職場型のモチベーションリソース
職場型のモチベーションリソースとは『職場の人間関係や環境など』です。何をするかよりも、誰とするのかを重視した考え方に共感できる人はこれに当てはまるでしょう。
生活型のモチベーションリソース
生活型のモチベーションリソースとは『自分のプライベートをどれだけ充実させられるのかを重視すること』です。休みが取れやすかったり、働きやすい時間に仕事ができたりすることに心地良さを感じる方は、生活型のモチベーションリソースが該当します。
「この仕事は合わない」と決める前に試したいこと
仕事が合わないのは仕方がないことです。しかし「自分には合わない」と早々に決めつけてしまうと、その仕事をしている間、辛い思いをすることになるのは自分です。「この仕事は合わない」と決めてしまう前に、試してみて欲しい3つのポイントを紹介します。何を試しても合わないと感じた際に、改めて「今の仕事は自分には合わない」と決断するようにしましょう。
合わない理由を分析してみる
仕事が合わないか感じた際、まず試したいのが「なぜその仕事が自分に合わないと思うのか」を分析することです。なぜ合わないと感じるのかがわからなければ、次もまた似ている仕事についてしまい、再び合わないと悩んでしまうことになるかもしれません。
ひとり作業が苦手なのか、チームワークが苦手なのか、合わないと感じる原因は人それぞれです。自分に適した仕事がどのようなものなのかについて考えてみましょう。「何が、なぜ合わないのか」を徹底的に分析することで、次に仕事を探す際の指標にできます。
もう一度、全力で仕事をしてみる
仕事が合わないと決めつけてしまう前に、もう一度全力で取り組んでみることをおすすめします。今までは「合っていない」と感じていたから意欲的に慣れなかったものも、期間を決めて頑張ってみると見え方が変わるかもしれません。
全力で取り組むことで、もしかしたら仕事に楽しさを見出すことができ、やる気が出ることもあるかもしれません。
副業でほかの仕事を試してみる
「仕事が合わないから」といってすぐに転職してしまっては、なかなか自分に向いている仕事を見つけられません。今の仕事があまり自分に合わないと感じたら、転職よりも先に「新しいことを副業でチャレンジする」ということを意識してみましょう。
副業であれば、仕事を変えることなく新しいことにチャレンジできます。また、裁量を自分で決めて取り組めるので、自分の適性を見つけるためにも色々なことに挑戦してみてはいかがでしょうか。さまざまな仕事に触れることで、自分に合っている仕事が見つかるかもしれません。
合わない仕事にかけた時間は、無駄じゃない
「仕事が合わない」と感じることは決して悪いことではありません。自分に合っていないことを知ることは、自分に合っているものがわかるということです。今の仕事が合わないと感じるのであれば、なぜ合っていないのか分析したり、もう一度向き合ってみたりして、どんな仕事のどんなところが向いていないのかを明確にしてみましょう。
自分に合っている仕事を知ることで、選択肢の幅が広がります。合っている仕事ができる会社に転職するのも良いでしょうし、独立するのも良いでしょう。自分で事業をやってみたいと思う方は、ぜひアントレを活用してみてください。アントレでは、たくさんの案件の中から、あなたにぴったりな案件を見つけられるかもしれません。
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