放課後等デイサービス・デイサービス×社員経験後に独立のフランチャイズ・独立・開業情報一覧

デイサービス業界とは

デイサービス（通所介護）とは介護が必要な高齢者が施設に通い、食事や入浴などの支援、機能訓練を行う施設です。家族の介護負担を軽くするだけでなく、利用者同士で交流することで本人の孤立感や精神的負担も軽くします。
通所といっても、基本的には自宅から施設までの送迎付きで、その負担は少ないでしょう。施設では書道や軽い体操などのレクリエーションも多く行われ、楽しみながら機能訓練を受けられます。

デイサービスのフランチャイズを選ぶポイントは？

デイサービスを提供する事業者の中には、フランチャイズ展開をしているチェーンもあります。フランチャイズに加盟すれば、そのチェーンのブランド力を活かして集客できるのはもちろん、開業手続きのサポートや運営ノウハウの提供なども受けられます。
デイサービスに限らず、福祉・介護事業で開業するにはある程度の専門知識が必要です。手続きも煩雑なため、開業前後の研修が充実したフランチャイズを選びましょう。
初期費用やロイヤリティと、提供してもらえるサポートのリスクとリターンは見合っているか、加盟店数などもチェックします。

デイサービスの事業の需要や将来性

グラフは日本の人口推移を示したものです。少子高齢化問題が叫ばれて久しく、2065年には介護事業の対象となる65歳以上の人が、全体の38.4％ほどになると予測されています。
「対象者が増えるということは、デイサービス事業の将来は明るいということ？」と感じるかもしれませんが、デイサービス事業に必要な「働き手」が減ることは覚えておきましょう。2065年には、15～64歳の労働人口は52.5％ほどになる見込みです。
デイサービスへのニーズが高まるのはたしかですが、それと同時に供給も難しくなっていくのです。加盟するフランチャイズを選ぶ際は、人材確保や施設運営の仕組み化などのノウハウがしっかりしているところを選ぶといいでしょう。

デイサービスのフランチャイズ案件に関してよくある質問

デイサービスのフランチャイズ案件に関してよくある質問をまとめて紹介します。フランチャイズでの開業に不安のある方は、参考にしてみてください。

Q1．どんな人が加盟し、オーナーになっているの？
A1．介護業界で働いていた人はもちろん、未経験からフランチャイズ加盟する人も少なくありません。デイサービスは社会貢献の側面が強い事業であり、収益性よりもやりがいを重視する人も多いです。

Q2．開業資金はどのくらい必要？
A2．加盟するフランチャイズや開く施設の規模にもよりますが、開業資金と当面の運転資金として1,000万円強は用意した方がいいでしょう。

Q3．開業までにどのくらいの期間がかかるの？
A3．介護関係の事業には法人登記、資格取得、設備や人材の確保などの要件があります。手続きが多く煩雑なため、他業種のフランチャイズ開業よりも時間がかかると考えておきましょう。

デイサービス業界の市場動向

グラフはサービス種類別の介護費用額の推移をまとめたものです。デイサービスを示すのはワイン色の線で、平成27年から28年にかけて費用額が大きく下がっています。
ただ、その後はコロナ禍の中でも少しずつ回復を見せており、安定したニーズがあることは間違いないといえます。人口推移を考えても、デイサービス事業は安定市場といえるでしょう。

デイサービス事業は安定市場だが課題も多い！加盟チェーンは説明会で話をよく聞いて選ぼう

少子高齢化にともない介護事業へのニーズが高まることはまず間違いありませんが、働き手の不足により人材確保が難しくなることも予測されます。また、サービス種類別介護費用額の推移の中で、デイサービスのみが大きな減少を経験していることも気になります。
デイサービスのフランチャイズを選ぶ際は、人材や利用者の確保などの課題についてしっかりと考えているチェーン、具体的な対策を用意しているチェーンを選びたいです。
これらについて深く知るためには、加盟店募集のWebページや資料を見るだけでは足りません。気になるチェーンを見つけたらまずは資料請求をしましょう。資料を見て興味が深まったら説明会に参加することをおすすめします。

※23年8月時点の情報です。