「老後資金1億円、どう稼ぐ？」／破綻しない生涯マネー計画

夫婦の老後資金に1億円必要・・・と聞くと、ちょっと驚きますよね。
今の生活でさえままならないのに、定年後に1億円必要と言われても、そんなに簡単に用意できないというのが正直なところだと思います。

本当にそんなにかかるの？　と思われる方も多いでしょう。
確かにお金の使い方は人それぞれなので、支出に気を配って暮らしていけばそれほどかからないかもしれません。そのため、全員に必要というわけではないでしょう。

ただ、老後のサポートが期待できないと言われるこの時代、お金への不安が消えることはありません。
1億円とは言わずとも、今から何か準備できるのであれは、備えておきたいことではありますよね。

マネー計画なき行き当たりばったりの人生は、海図のない航海と同じ

「マネーライフプラン」という言葉をご存じでしょうか？
皆さんは、ご自分の年収がいくらかは当然知っていると思います。では、今自分にどのくらいの資産（マイホームの価値や貯金など）があって、毎月どれくらいのお金（家族の生活費やこどもの学費）が必要で、この先、いくらの支払いが生じるのかを考えたことがありますか？

家族の有無、こどもの進学先が私立か公立かなど、個々の違いがありますので、一概にこの先いくらかかると言えるものではありませんが、お金にもライフプランが必要な時代になっているのです。

定年までにある程度の貯蓄ができる、自給自足できる用意があるなどというような場合は、何も焦ることはありません。なぜなら、すでにライフプランがたっているからです。
ただ、多くの人はそうでないのが現実です。そして、歳を重ねると病気による入院や身内の介護といった支出も想定され、不安要素はどんどん増えていきます。

では、どうしたらいいのか？
それは、今ある資産を把握したうえで、稼ぎ先や稼ぐ年数を増やす計画をたてることです。

多様な働き方がある。自分に適した「マネーライフプラン」を考えよう

本日、12月27日発売の『アントレ』冬号では、
株式会社マネーライフプランニング代表の小屋洋一さんに、40歳の平均的な会社員をモデルとした下記、想定される4つのケースをシミュレーションしていただきました。
「45歳で独立し定年のない働き方」
「65歳定年後は年金生活」
「いまから副業開始」
「妻もパートで家計を支援」
誰もが独立して生涯働き続ける必要はありません。会社に残って役職を上げることに注力された方がいい場合もあれば、妻にパートに出てもらったり副業で稼ぎ先を増やす方法もあります。

老後の資金調達には、その人なりのやり方があります。そのため、これらをうのみにする必要はありませんが、リスクヘッジのための事例やノウハウは知っておいて損はありません。
大切なのは現状を知り、危機感を持って計画的に進めることなのです。

また『アントレ』冬号では、「10年継続　私たちの現在地」と題して、紆余曲折を経験しながら事業を10年継続させてきた先輩の起業物語や、「独立成功は準備が10割」という、成功するための準備の仕方も紹介しています。

インタビュー記事では、ミュージシャン・俳優以外にも、映画監督やアーティストとしてマルチに活躍されている、泉谷しげるさんの成功体験もお聞きしました。

独立・起業を目指す人にとって、役に立つ１冊になっています。