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自社のウェブサイト、ありますか?

自社のウェブサイト、ありますか?

開業した皆さん、自社のウェブサイトを持っていますか? 開業したばかりの段階で自社サイトを持つ必要はあるのかと悩んでいる経営者も少なくないと思いますが、新規顧客の獲得や販路拡大などにも使えるウェブサイトは、経営を軌道に乗せるためになくてはならないものとなってきています。今回は、自社のウェブサイトの持つ役割とそれを生かした経営を解説していきます。

1)消費者動向調査から分かるウェブサイトの重要性

消費者購買動向調査は、消費者の購買意欲の推移や何によって購買意欲を向上させるのかといった日本の消費者の購買活動データです。調査期間内での性別・年齢別に買い物に対する意識を明らかにします。

平成22年に行われたこの調査では、日本の消費者が重要視する要素として「信頼・安心」が上位となりました。リーマンショックから続くデフレ時代ではあるものの、価格へのこだわり以上に、信頼できる・安心できる点を強く望む傾向があり、商品を選ぶ際には、インターネット上の情報を頼っているという結果となっていました。まず、消費者と商品を結びつけるものに、口コミサイトがあります。消費者はサイト上で口コミによる評判を見比べ、商品を選んでいきます。そして、そこから企業のウェブサイトへいき、さらに情報を集めたりオンラインショッピングを楽しんだりするようです。

消費の選択時に企業のウェブサイトがあるという点は、非常に重要です。インターネット上で認知されにくい商品やサービスは、多くの消費者の目には止まりにくいということがわかります。また、商品やサービスを購入、利用した後は、企業サイトで情報を獲得し続けたり、問い合わせを行ったりもしています。通信販売のツールとしても、テレビショッピングよりもネットショッピングの利用が多くなっており、今や企業もウェブサイトを持たないと、おくれを取ると言っても過言ではないでしょう。

2)ウェブサイトを持つメリット

ウェブサイトの特徴はメリットが多いという点ですが、実際にどのようなメリットを得られるのかを考えてみましょう。具体的なメリットがどのようなものか分かることで、どういった点に注意してサイト作成を行ったらよいかということも理解できそうです。  

まず第一にあげられるのは、売り上げアップです。これは言うまでもなく、多くの人への情報発信が一度に行えるという点から、インターネット上のプロモーションとして真っ先にあげられます。ウェブサイトを持つことによって、より効率よくユーザーの購買行動を促すことができます。実店舗では限られた範囲にとどまりがちな集客も、日本のみならず世界へと広げられる可能性があります。

BtoBの商品、サービスを取り扱う企業にもウェブサイトを持つメリットはあります。自社のウェブサイトを見てくれた企業からの問い合わせは商談へと繋げられ、成約率も上がります。こちらから営業を行わずとも、自社の製品やサービスを理解した上で商談がスタートするため、成約までのスピードもアップします。新規顧客の効率の良い取り込みによって販路拡大がスムーズになりそうです。

また、起業したばかりの時期は、周囲に認知してもらい、信頼を得ることが必要です。そのためにも、会社の顔ともいわれるウェブサイトを作ることは重要になります。見込み客の検索にヒットして、そこで十分な情報を与えることができれば、会社の信頼度は上がります。ウェブサイトを持つことで、自分たちが動かなくてもプロモーションの効果が得られるのです。
さらには、ブログやSNSとの連携で、話題作りをすることもできます。こちらはオフィシャルのウェブサイトには劣りますが、補助的に使うと効果的です。コミュニケーションとしてブログやSNSを利用しつつ、ウェブサイトへのアクセスを促すような流れをしっかりと築いていきましょう。

3)ウェブサイトの外部・内部制作それぞれの利点

ウェブサイト制作は、資金に余裕があるのであれば外部に委託する方法がおすすめです。検索エンジンで上位になるためのSEO対策や定期的な更新の手間が削減できて、経営者も社員も本業に専念することができるからです。SEO対策は、知識のない人には難しいこともあるため、サイト制作・運営を専門としているところに委託する方が便利です。

もちろん、ある程度の知識があるのであれば、自分でドメインを取り、自分でウェブサイトを作れば費用をおさえることができます。もし、資金に余裕がなくても、作成自体は後回しにせず、独自ドメインと簡単なウェブサイトだけでも作っておくと良いでしょう。検索エンジンではドメインの古い方が有利になることがあるため、のちのち積極的に利用することになった場合に、検索されやすくなるかも知れません。また、ドメインは会社独自のものを持っている方が信頼を得やすい傾向にあります。

4)まとめ

自社の企業サイトを持っておくことのメリットは多いので、開業と同時に作ることがおすすめです。ホームページがあることによる安心感や信頼度は高く、信頼と検索時の優位性を得ることにつながります。新規顧客や販路拡大につながるツールとして利用価値は高いので、簡単なものでも早めに作成しておくことが大切です。

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