よく聞く「商工会議所」って何?どんな役割があるの?
- 2023.05.31
- 会計・経理
昨日、アントレ独立おたすけサービスにご相談に来られた方に対して、「補助金については、商工会議所にも相談に行った方がよいですよ」とアドバイスをいたしました。
それ自体は間違いのないご提案なのですが、言ってみて気づきました。
「そういえば、、商工会議所って結局どんな組織か、俺知らない…」ということを。。。
お恥ずかしい限りですが、これを機に調べましたので、簡単にまとめてシェアさせて頂きます。
独立・個人事業主にとっては頼りになる機関であることを間違いありません。
商工会議所は、加入自由の緩い団体
商工会議所とは、地域経済の発展のため公益法人です。
商工会議所法に基づいて運営されており、自由会員制の団体です。
全国に500以上の区間があります。
商工会議所法によって、下記の通りの基本原則が定められています。
・営利を目的としない
・特定の個人や法人、その他の利益を目的に事業を行わない
・特定の政党のために利用しない
緩い繋がりの組織ですが、理念や考え方はとても厳格なものがあると言えるでしょう。
商工会議所は地域経済のリーダー的な役割を果たし、まちづくりに積極的に寄与していますが、何と言っても地域社会にある中小企業をバックアップするのも商工会議所の大きな役割です。
たとえば、中小企業からの経営相談を受け付けています。
法律や金融、情報化支援といった内容の相談にも対応しています。
地域社会を支えている中小企業が安心して経営を続けていけるようにサポートしているのです。
中小企業を助ける役割=中小企業振興
具体的には、創業塾など、独立や起業を目指す人のために情報提供する試みや、
経営革新塾という事業の見直しを図りたい企業へのサポートも行っています。
マル経融資の相談も受け付けています。
※マル経融資とは、経営についての指導を受けたものが融資を受けられる制度のことです。
商工会議所が経営指導を担当することができます。
個人事業主や中小企業は、まだ経営経験が浅く、ノウハウに乏しい方も多いですが、
地域の重要な経済インフラですから、エリアごとにサポートする仕組みを整えているのですね。
また経営のことだけではなく、税務や労務、共済制度などの相談も対応しています。
加入したいときは、加入したい商工会議所や支部などに赴き、申込用紙を提出すれば基本OKです。
加入には3,000円程度の加入金が発生します
(商工会議所によって加入金は異なっていて、なかには無料のところもあります)。
会費は年間費が1~2万円程度かかるところが多いと思います。
費用はかかりますが、それ以外はお金がかからず補助金の指導なども受けられるので、非常にコスパの良い機能だと思います。
地元の経営者仲間ができるのもメリットかもしれません。
是非積極的に活用しましょう。
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