「開業支援」ってなに?フランチャイズとなにが違うの?
- 2024.01.31
- 会社設立
アントレ独立おたすけサービスに寄せられるご相談の中には、
フランチャイズに加盟しての独立を検討されている方が数多くいらっしゃいますが、
中にはフランチャイズの派生形みたいな「開業支援」という形態で始められる方もいらっしゃいます。
面談のときに「なにが違うんですか?」と聞かれたことがありましたので、
このブログでもお伝えしようと思います。
「事業運営」必要なものを揃えてくれる。継続的支援は必須ではない。
入口の部分はフランチャイズと大差はありません。
加盟金や研修費を払って本部のノウハウを習得し、事業スタートを切ることができます。
ここからです。
フランチャイズの場合は、ブランドの維持・向上という本部側の目的もあり、
フランチャイジー(独立した人)への継続的支援がビジネスパッケージに含まれています。
一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会にも明記されています。
※ただ、支援の程度はフランチャイズごとに異なりますので、事前に確認してください。
そして、支援があるものでも経営責任は経営者自身にあることも忘れずに。
開業支援の場合、この開業後の経営支援がすっぽり抜けております。
本部は支援義務を負いません。
運営方法そのものも経営者自身に一任されております。
あくまで開業までのサポートと、開業後の商材・材料の供給(必要なもの)が本部の責任範囲で、
それ以上のことはタッチしませんよ、というのが開業支援です。
材料の提供を目的とする飲食チェーンや、技術を広めたい修理・ハウスクリーニングチェーンなど、
本部から見て手離れの多いビジネスでよく見られますね。
支援がないから悪いものでもない。自由にやれるのが良いという人も一定数いる
よく「本部はサポートしてくれないんですね…」とがっかりされる方が、いらっしゃいます。
それはその通りなのですが、決して悪いことだけではありませんよ。
フランチャイズの継続的支援は、
フランチャイズ自体のブランドの維持・向上も大きな目的であるため、
運営方法・経営方法・買うものまで指定されていることが多いです。
例えば、スタバやドトールやマクドナルドでお店ごとに違う運営されたらお客様は嫌がりますよね?
どこに行っても同じクオリティだからお客様は喜ぶのです。
ということは、経営者とはいえ経営の自由度は自分で出すより一段下がることを、了承しないといけません。
その点、開業支援は自由度が高いのが良い所です。
技術やノウハウに対する対価(お金)を払えば、基本的には自由に使うことができます。
お店の名前も自分で決められますし、
オペレーション・お金の使い方・広告の打ち方も経営者の裁量です。
自分で自由にやりたいという経営者は多いですから、その点では開業支援に分があります。
フランチャイズ・開業支援に良し悪しの差はなく、あくまで強みの違いと捉え、自分の好みに合わせて選びましょう。
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