【副業ルポ】週に1回しかお店に行かなくても店舗経営ができる秘訣。それは…

【副業ルポ】週に1回しかお店に行かなくても店舗経営ができる秘訣。それは…

私が自分が経営しているネイルサロンに行くのは、基本的に週1回・30分だけ。しかも営業時間中に行くことはほぼなし

お客様もスタッフも女性の空間で、私みたいなオジサンがいるのは気まずいとういうこともありますが(笑)、それ以上に必要がないからです。

私以上にスタッフのみんなが、営業中は私を必要としていないでしょう(笑)。それでいてみんなしっかりお店の運営を回してくれている。

なぜそんなことが可能なのか

私が現場のスタッフに対してどうとらえているか、という軸でまとめてみました。

 

経営者の仕事は経営。現場はスタッフのもの。だからお互い責任感が持てる。

まず私自身の選択が大きいです。

私は副業を始める時、現場の仕事をせず経営だけに専念できるビジネスにしようと決めていました。本業を辞めるつもりがなかったからです。

両立するためには副業で現場に介入していくのは難しいと思ったので、退路を断つために現場でやれることが無い事業をあえて選びました。
だから、私の仕事は経営と経理・採用・集客など事務仕事がメイン。パソコンさえあればこなせるものばかりです。

逆にスタッフは、店内の仕事を一手に担ってくれています。
まず大事なのは接客とネイルの施術。そしてそれ以外も在庫管理・発注・掃除・買い出し等々やることがたくさんあり、スタッフ間で連携をとってうまく進めてくれています。

現場のことは現場が一番知っていますから、知らない私がやるより、任せきってしまう方が分かりやすくてよいと思いました。
責任感のある子を採用できたラッキーはありますが、お店を支えている意識を持ってくれていて、私の出番はありません。

 

現場を任せる以上、現場ではスタッフが上司・経営者が部下


だから私は、物理的に無理でない限り、スタッフのみんなが言うことにはYesと言っています。
〇〇が欲しいと言われれば、理由がはっきりしていれば買います。

お店の運営方法についても、やりたい・やるべきと思ったことは裁量を渡しています。私にわざわざ言わずに自発的にやっていることも沢山あるはずです。だって現場では彼女達の方が優れていますから

普段いない私が口出ししても邪魔なだけだと思っているので、意見を求められない限り、そのまま信じると決めています。
仮にミスやトラブルがあったとしても全然オッケー。日々売上を出してくれて、お店を続けさせてくれている価値に比べれば、そんなミストラはミジンコみたいなものです。

 

基本的なスタンスは、スタッフ>お客様


誤解を恐れずに言うと、スタッフはお客様より偉いです。
接客商売ですからクレームもたまに起きますよね。

その時も、スタッフに言い分がある場合は、私は『この度は申し訳ございませんでした。ただ、当店へのご来店は今後お控えください』とお客様側にお伝えすることの方が多いです。
当然、その対応も絶対私がやります。

クレームをさせてしまったお客様へのお詫びは誠意を持って対応しますが、その方はうちのお店には合わなかったということ。離れてしまうことは残念ですが別のお店に行っていただくことがいいのです。
お店を支えてくれて、毎月100人以上の施術をしてくれるスタッフに、今後も気持ちよく働いてもらう方が、何百倍も大事なんです。私にとっては。

他のお店のやり方は詳しく知りませんが、『うちにいる理由』を、できる範囲で作っていかねばと日々思っております。

こんな感じで、

自分がやらない以上、スタッフに任せ信じきることで、経営者に時間の余裕が生まれるスタッフには自発性と責任感が生まれる
※この関係性を作れるスタッフを見つけるまで、採用を粘るのは大事。これは経営者の役割です。

トラブルの矢面にはさせない。普段現場を支えてくれている以上、トラブルには最初に、真正面から対峙する
※そんなに頻繁に起きません。解決できないトラブルもありません。

あたりは、零細店舗ながら5年目に突入している僕の副業経営を続ける土台です。副業を考えている方に届けばいいなー。