【実録】他の人に絶対繰り返してほしくない、お店オープンの時の失敗

【実録】他の人に絶対繰り返してほしくない、お店オープンの時の失敗

一つ前の記事の続きです。

私はお店の経営でスタートダッシュにつまづき、単月黒字に相当な時間を要してしまいました。なぜでしょうか?

振り返ると原因ははっきりしています。こんなことを繰り返して欲しくない、という意味でまとめました。

 

自分はうまくやれる、という過信

これは一つ前の記事でも書きましたので簡単に述べますが、初めて事業をやる人が、初めからうまくやれるなんてことはそうそうありません。

【実録】運転資金を見誤って、倒産寸前。夜バイトでしのいた日
https://xb449385.xbiz.jp/rep-kigyoguide/2023/02/27/post-2197/

集客・採用・事務・経理など、はじめましての連続の日々を順調に乗り切れると思うのが間違いだったのです。

だからこそ、お金をしっかり手元に確保しておく、融資を受けて不調でも明るく乗り切れるだけの十分な運転資金を調達しておくべきでした。

変なポジティブ思考により、それをせずに資金ショートを招いてしまいました。

 

勇み足で人を採ると、回復に倍かかる

2017年の2月に物件が決まってから、急いで求人広告を出しました。

ただ、予想に反してなかなか応募が来ず、最初に面接ができたのは何と5月のGW。

この時点で空家賃が3ヶ月発生しており、気持ちはだいぶ焦っていましたね。だから、『なんとなく悪くなければ採用したい』という気持ちが強かったように思います。

さらに私自身、最初に採用する人を店長にしたいと思っていたので、色々期待をかけてしまいました。ここに、私とスタッフの認識の乖離が生じます。

採用できて、オープンに向けて準備を頑張ってはくれましたが、オープン直後に直前、『店長業務はできない』と言われてしまいました。

しばらく店長不在でオープン店を運営するという、かなり厳しい状況が続くこととなりました。その方も、数ヶ月して辞めていきました。

敗因ははっきりしていて、焦って採用してしまったことです

今思えば、空家賃など当たり前のこと。それでも耐えていい人を探しきるべきだったのです。その方が後から頑張って売上を出してくれれば帳消しですから。人の代えはなかなか利きません。

粘っていい人を待つ、これは経営者の胆力が試されますが、待てば割と叶うものです。

もともと3ヶ月で単月黒字に持って行けると思ったのが、結果8か月かかりましたが、後から冷静に振り返ってみると、スタート期の勇み足での採用がなければ、おそらくうまく行けば4か月・遅くても6か月程度で単月黒字に持って行けたと思っています。

これまでも色々失敗はありましたが、スタートの致命的判断ミスはこの二つです。どっちも防げるお話ですので、ぜひ反面教師にしてください!