初心者でも始められるおすすめの副収入3選【実際みんなはどのくらい稼いでいる?】

初心者でも始められるおすすめの副収入3選【実際みんなはどのくらい稼いでいる?】

テレワークの普及によってインターネットに触れる機会が増えたことにより、副業に興味を持ったという方も少なくないでしょう。最近では、インターネット上に個人でも稼げる『スキルシェアサービス』やYouTubeやブログなどの『クリエイティブプラットフォーム』が溢れています。それらに興味は持つものの「副収入が発生すると、確定申告をしなくてはならない」「本業に知られると不利益を被ったりしそう」などとハードルが高いと感じている方もいるでしょう。この記事では、サラリーマンが実際にどのくらい副収入を得ているのか、どんな副業がおすすめなのかを紹介します。

副収入とは?副業との違い

まず、副業とは『本業以外に、収入を得る仕事を行うこと』を指します。 兼業やサイドビジネス、と呼ばれることもあります。
そして、副収入と聞くと『副業で稼いだお金』と考えがちですが、実は『副収入=副業で稼いだお金』ではありません。

日本では、副業と副収入の違いについて明確に法律で定められているわけではありませんが、副業が『本業以外の仕事で収入を得ること』自体を指すのに対し、副収入は『本業の収入以外の収入』すべてを指します。

副収入を得る方法はたくさんありますが、副収入とみなされるものにはどんなものがあるのでしょうか。国税庁の確定申告に関するページの掲載によると、次の内容は副収入に分類されます。

1 衣服・雑貨・家電などの資産の売却による所得
2 自家用車などの貸付けによる所得
3 ホームページの作成やベビーシッターなどの役務の提供による所得
4 暗号通貨の売却等による所得
5 競馬などの公営競技の払戻金による所得

引用:国税庁『副収入などがある方の確定申告

増える個人の稼ぎ方、副収入の今

最近では、個人でも稼げる方法が増えてきています。スキルシェアサービスのように個人が稼げる仕組みが普及する前までは、副業といえば、資格を取得して仕事を受注することや、不動産の家賃収入のような、スキルや資産を持った一部の人のみが成せるものと思われていたのではないでしょうか。
もしくは、内職のように特別なスキルは必要なくとも、コツコツと作業を継続しなければいけないもの、というイメージもあるかもしれません。

しかし、最近では、特別な(士業のような)資格がなくとも、作業をひたすらするものでなくとも、隙間時間を使って趣味や得意なことで稼げるようになってきました。

最近一般的になってきた副収入でいうと次のようなものがあります。

・フリマアプリで使わなくなった物や服を売る
・スキルシェアサービスで特技などの”スキル”を販売する
・宅配サービスに登録し、フードデリバリーの配達員をする

これらは、特別なスキルがなくても副収入を得られる方法ですが、最近では、多くの人がこれらの方法で副収入を得ています。

実際、副収入でみんなはどのくらい稼いでいる?

転職サイト・DODAの調査「【副業の実態調査】副業とは?いつやっていくら稼いでる?副業のメリット・デメリットを解説!【最新版】」によると、副業をしているかという質問に対し、「している」と答えた人が8.0%、「していない」と答えた人が74.2%とのことです。
また、「している」と答えた人の副収入の額でもっとも割合が大きかったのは、10万円以上の34.4%、2番目に1万円台の18.6%、3番目が5万円台の13.3%、と、副業している人の約半数が5万円以上を稼いでいることがわかりました。

10万円以上の高収入を得ている人の副業の内容は、株/FXが多いですが、中にはサービス業や運送業、ネットビジネスなどの副業で100万円以上の副業収入を得る人もいるようです。

副収入を得たら、確定申告も必要?

「副収入を得たい」と考えると同時に「確定申告は面倒くさい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。

会社員の方が年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下の場合、確定申告は不要です。ただし、医療費控除やふるさと納税などの寄附金控除といった税制控除の適用を受ける場合は、所得が20万円以下であっても確定申告を行う必要があります。

参考:国税庁『副収入などがある方の確定申告

手軽に始められる副収入3選

最後に、比較的手軽に始められる副収入を稼ぐ方法を3つお伝えします。チャレンジできそうなものがないかチェックしてみてください。

おすすめの副収入1:スキルシェア

空き時間で得意なスキルを売り買いする、スキルシェアサービスが増えています。
サイト制作やロゴ制作などといったウェブのスキルや、ファッションコーディネートや恋愛相談まで、幅広いスキルが登録できるようになっており、スキルを求めている登録者がチケットを購入すると、そのサービスが受けられる仕組みとなっています。

これまでも、オークションサイトやフリマアプリなど『物を売り買いするサービス』は存在していましたが、目に見えないスキルやサービスを売り買いできるようになったことで、商品を持たない人でも副収入を得る機会が増えています。

日本で人気のスキルシェアサービスとしては、主婦の方の登録も多い『ココナラ』や、30分から時間を切り売りできる『タイムチケット』、サイト制作やライティングなどウェブ制作の案件が多いクラウドソーシングサービスの『クラウドワークス』や『Bizseek』などがあります。

直接会うこともなく、提供できるサービスのみを販売できるので、一度サイトを覗いてみて、自分にもできるものがないかチェックしてみることをおすすめします。

「いきなり高額の案件を担当するのは、自分のスキルに見合っているかわからず不安」という副業初心者の方も、自分のできることから販売できます。

おすすめの副収入2:フードデリバリー

初心者でも手軽に始められる副業として、2つ目のおすすめは、飲食店に配達スタッフとして雇われなくても、個人がデリバリーに参入できる『フードデリバリーサービス』です。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でテレワークが増え、飲食店に出向く回数も減りました。家にいながら、食べたいものを手軽に注文できるのが一番の利点です。飲食店側にとっても、営業時間の制限などがある中で売り上げを維持するのは難しく『デリバリー』という選択肢が取れるのは良いことでしょう。

このような背景があり、フードデリバリーの需要は益々増えています。

従来の宅配サービスとの違いは、各店舗で雇われた人員がデリバリーするのではなく、サービスに登録した個人が配達員になれる点です(採用条件や待遇などは、各サービスにより異なります)。

また、宅配といえば、ピザやお寿司、そばやうどんなど限られた種類しかなかったのに対し、最近できたおしゃれなカフェや、並ばないと入れない名店などの料理も注文できるようになっている点でサービスが進化しています。

日本では2016年9月、アメリカのUber株式会社が運営する『Uber Eats』のサービスが開始されました。すでに多くの配達ドライバーが登録しており、専用の大きなリュックを背負って自転車を漕いでいる姿を見かけるようになりました。配達に使用するバッグを自分で買う必要はありますが、その他は自転車や車(運転免許)があればできるので初期コストもかかりません。

特に東京を中心とした首都圏では、出前館、フードパンダ、MENUなどいろいろなフードデリバリーサービスが台頭し、フードデリバリーサービスもより身近になってきています。

Uber Eatsに関しては、市は限られるもののほぼすべての都道府県でサービス提供を開始しており、地方であっても活躍することができます。最近ではUber Eats以外にもさまざまなフードデリバリーサービスが台頭してきていて、配達員のニーズは高まっています。「首都圏じゃないとできない」と思っていた方はぜひ検討してみてください。

おすすめの副収入3:不動産投資

おすすめの副収入を得る方法の3つ目は不動産投資です。
不動産投資というと、難しいイメージを持っている人が多いでしょう。確かに、先に紹介した副業2種類に比べると、少しハードルが高いと感じるかもしれません。

しかし、最近では、専門知識がなくとも少額から始められ、かつリスクも低い不動産投資サービスがあります。

不動産投資サービス「RENOSY」は、東京商工リサーチによる中古マンション投資の売り上げ実績No.1(2021年2月時点)で、次の5ステップで簡単に不動産投資が始められます。

1.銀行からお金を借りる
2.物件を購入する
3.物件を貸し出し、貸し主になる
4.借り主から家賃収入を得る
5.家賃収入で銀行へ支払い

物件はAIが最適なものを選定してくれるうえ、物件購入に関しては『家賃収入の受け取り以外』の煩わしい手続きが発生しません。家賃収入をローンの支払いに充当できるため、軽い負担でローンを返済できます。ローンを完済した後は、もちろん資産になるため、将来年金受給ができるのか、不安のある方などにはおすすめのサービスです。

副収入を得るハードルは下がっている

今回ご紹介したのは、すでに自分が持っているスキルで稼げたり、初期投資が比較的低かったり、初心者でも始めやすい副業を紹介しました。

以前より「自宅にいながら稼ぐ」という方法はあったものの、テレワークの普及によって、サービスやユーザー数は格段に増えました。しかしながら「YouTuberやブロガー」といった副業は、副収入を得られるほどに成功するまで時間がかかる場合も多く、誰でもできるというわけではありません。

「好きなことを切り売りする」「空き時間で配達をする」「初期投資のかからない不動産投資を始めてみる」などはハードルが低いので、気になるものがある場合、まずはサービスの登録から始めてみましょう。

PROFILE

中西 由貴

株式会社papapa marketing代表取締役。コンサルタント兼ライターとして、HR(働き方、転職、独立など)分野、SaaS分野を中心に記事を始めとするWEBコンテンツを多数制作。
元記事はこちら
アントレSTYLE MAGAZINE
https://entrenet.jp/magazine/33456/