新規キャンペーンの値引きには気をつけろ。リピートしてくれるのか?
- 2022.12.10
- 集客
お店を始めるときは、とにかく早くお客様に来ていただきたいもの。
色々な集客サイトで新規顧客限定の割引キャンペーンをするケースも多いかと思います。それで多少なりともスピードダッシュは切れるかもしれません。
ただ、経営は長期戦。長い目で見てそれが収益UPにつながるものかどうか、設計をすることが必要です。
リピートの見込みがない客は、実は経営効率が悪い?
誤解しないでくださいね。
一見さん・一度きりしか来ないだってお客様もお店にとっては貴重です。
対応に濃淡をつけるのはご法度です。お客様がリピートせず、新規客ばかりで売上が立っている商売は、実は経営効率がよくない側面があるということです。
極端な話、経営者である以上、リピートしていただけるお客様に来てほしいのがぶっちゃけた本音です。
お店の場合は、決めた営業時間の中で席数×回転率を考えると一日で対応できる客数がだいたい決まっています。
だからこそ、一回だけ来てもう来ないお客様で予約が埋まってしまい、リピートしやすいお客様が予約できない、なんてことにならないとよいな…、と思ってしまうことがあるのは、安定経営を目指す経営者なら致し方ない心理でしょう。
リピートを増やす方法を考えるのは、とても大事です。
新規客集めの過度な値引きは、リピート率がとても悪い
だからこそ、新規集めの過度な値引きはリピート戦略に逆行するリスクを孕んでいることを念頭に置いてください。
新規客を集めるために、割引キャンペーンをやることはよくあります。
その時、値引きを行うことがありますが、その値引き金額が大きすぎると、リピートの時の料金が差がありすぎて、結局再来しない方である可能性があります。
新規の値引きを目当てに予約してくる「新規クーポンホッパー」というのは一定数います(それが悪いということでもありませんが)。
その方は、次の安いお店に移るので、リピートになることはありません。
その新規ホッパーさん達が予約に入ったがために、将来リピートになるはずだった方が入れない。これは、後にならないと判明しないため気づきづらいのです。
そのためには、新規顧客を優遇しすぎるクーポン・キャンペーンはあまりやりすぎないことも大事です。
あくまで差別化すべきやコミュニケーションやサービスの品質。
価格優位性はいずれ疲弊し、必ず返って客離れにつながります。
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