アントレ-会社の設立-会社の「機関」を設計しよう

7.会社の設立

06会社の「機関」を設計しよう

会社の運営スタイルを決めるのが機関設計

会社には「物事を決める」「その決め事を遂行する」「正しく遂行されたかどうかをチェックする」などの機能が不可欠である。機関とは、それらの機能を、責任と権限を持ってつかさどる役割のこと。株式会社を例にすれば、「決める機関」は株主総会、「遂行する機関」は取締役(あるいは取締役会)、「チェックする機関」は監査役(あるいは監査役会)などとなる。
機関設計パターンは30種類以上あり、会社を設立する人自身が、自分の会社にとって適切なものを自由に選択できる。要するに、会社規模の大小や株式公開意思の有無、そのほか、会社経営に対する考え方などを勘案して、その会社に合う機関を置くことができるわけだ。念のためだが、事業部や部、課、係などは、個々の会社が任意に置く組織の名称であり、機関ではない。混同しないように。

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