アントレ-事業アイデアの発見-事業アイデアを見つけることは、決して難しくない

2.事業アイデアの発見

01事業アイデアを見つけることは、決して難しくない

アイデアは小規模事業の生命線

「事業アイデアなんて自分にはとても思いつかない」と、安易に取り組みを放棄しないことが肝要。同業者と同じ、または似た事業内容で準備を進めてしまうと、後々つらいことになる。事業に新たな魅力がなければ、価格を下げて競争するか、尋常ではない営業努力をするかしかなくなる。
だが、小規模の事業者にとって、価格競争をすることは苦しいし、収益の低下は、即、事業の質の低下に結び付いてしまう。また、人海戦術による営業展開も難しい。人件費的な支出を増やすことは、経営を危険にさらす可能性すらある。だから事業規模が小さいほど、独自の魅力を築き、それを市場にアピールして、競争相手を退けるほうが堅実な考え方なのだ。

すべてがアイデアフルである必要はない

では、どうやってアイデアを見つけるのか。自分が考えている事業やそれに近い事業を実際に見て、「こうすれば、もっとよくなる」という思いが浮かべば、それがアイデアのもとになる。その時の「こうすれば」は、商品やサービスそのものに対してでもいいし、販売・提供方法についてでもいい。よく見かける商品というのは、支持されているから見かけるわけだし、よく見る販売・提供方法も同じこと。だから、全部を否定せず、どちらかをよりいいものにするだけでも立派な事業アイデアになる。
もちろん両方ともアイデアフルならそれはそれで強力だが、新しすぎるものにはリスクがあることも忘れないでほしい。

事業アイデアの組み合わせパターン
事業アイデアの組み合わせパターン

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