アイデアは小規模事業の生命線
「事業アイデアなんて自分にはとても思いつかない」と、安易に取り組みを放棄しないことが肝要。同業者と同じ、または似た事業内容で準備を進めてしまうと、後々つらいことになる。事業に新たな魅力がなければ、価格を下げて競争するか、尋常ではない営業努力をするかしかなくなる。
だが、小規模の事業者にとって、価格競争をすることは苦しいし、収益の低下は、即、事業の質の低下に結び付いてしまう。また、人海戦術による営業展開も難しい。人件費的な支出を増やすことは、経営を危険にさらす可能性すらある。だから事業規模が小さいほど、独自の魅力を築き、それを市場にアピールして、競争相手を退けるほうが堅実な考え方なのだ。