作業時間が少ない副業だから楽に稼げる。半分正解・半分不正解

作業時間が少ない副業だから楽に稼げる。半分正解・半分不正解

本業がある人が、第二のお財布・柱として副業を始めることは今となっては普通のこと。私自身も副業をしていますので、完全に共感しています。

そして、私が副業に割いている時間は1日30分程度。経営しているネイルサロンに行くのも週に1回と、時間的には本業よりかなり少ないです。

して、巷の副業に関する広告を見ても、「1日〇分でOK!」など、少ない時間でビジネスが成り立つようなアピールを割と目にしますよね。
そのどれも事実だと思いますが、信じすぎると少し危険です。その理由を解説しましょう。

 

短い時間で済むようになるのは、あくまで軌道に乗ってから

インターネット上の広告ではあまり触れられていませんが(触れることが義務ではないので、広告主に罪はありません)、どんな良いビジネスでも、最初から短い時間でコトが済むような副業はほとんどないでしょう。準備期・立ち上げ期は、絶対もっと時間かかります。

私のネイルサロンでも、お店の内装や設備の組み立て・機械の設定、採用の面接、山のようにある事務作業など、平日は深夜まで土日は両方つぶれるなんてことが普通でした。

いざオープンしてからも、スタッフからの連絡やトラブル対応で本業の仕事中でも連絡がたくさん来ましたし、夜はほぼ毎日お店に行っていました。

少しずつスタッフも私も慣れていき、日々起こることに過度に敏感に反応しなくてもよくなったりして、徐々に対応時間が減っていったにすぎません。

そう、やはり慣れるまでは、それなりに時間をかけなくてはいけないシーンは割と多いはずです。「慣れてくれば、1日〇分の作業でOK」というのが省略しない本当の書き方だと思います。

 

時間を割かなくても、意識は割くよ

そして、こちらも実際にやってみないと実感が湧きづらいところですが、経営者の皆さんは、どんな小さい事業であっても、自分の作業時間が短いから楽だなんて思っていません(爆)。

作業していない時間だって、気にしたり心配したりするもんです。だって、自分がいない時でもビジネスが回っているんですから。

先に例で出した「1日〇分の作業でOK」というPRを見たら、「それが何?その何倍も考えてるわっ」と言いたくなります。

今でこそ安心できる時間は増えたものの、事業が回っているお店の営業時間はやっぱり「トラブルが起こったらすぐに動けるようにしておこう」「スタッフからの連絡はすぐに対応できるようにしておこう」という意識でいます。

そして、集客をもっとがんばるためにはどうすればいいだろう・人を採用するためには何を変えればよいだろう、などなど考え事は割とよくしています。
これは作業時間にカウントできないからしていないだけで、僕にとっては仕事の一部でした。

お店じゃなくてもそうです。
他の仕事をしていても、副業のことが完全に頭から離れている、なんてことはあまりなく、その時々の優先度のウェイトが変わるだけにすぎない、と認識しておきましょう。
※両方あるから相乗効果もあるので、それ自体が悪いということではありません。私自身も、本業と副業の両方があるから得をしたことがたくさんあります

だからこそ、割く時間だけで副業を軽く見ると、勝手に期待外れみたいな感覚を持ってしまうので気をつけましょう。