加盟金は高めだけど、知名度があるし、技術指導もしてもらえるからと、人気の飲食店FCへ加入。ところが、開業後わずか3カ月で、隣町にあるほかの加盟店から食中毒が発生! 同じ業者から仕入れをしていたウチの店も、2カ月の営業停止処分をくらった。「業者を変えちゃえばいいのに」と妻は言うが、本部との契約上、簡単に変更できないんだよね。営業再開後も途絶えた客足は戻らず、ほぼ3カ月間売り上げゼロ。どーする!? どーなる!?
FC加盟の契約内容は本部によって様々。加盟金の額やロイヤリティの割合、研修内容や期間はもちろん、出店場所は誰が探すのか、商材の仕入れ先に指定はないか、備品や内装を独自に決められるか、といった違いも、出店費用や運転資金の額に影響を与える。また、共通の看板で営業するということは、別の加盟者や本部の不祥事で、FC全体の社会的信用力が下がり、売り上げに大きなダメージを与える可能性もはらんでいる。その意味でも、契約書やパンフレットを読むだけでなく、できれば業績好調店と不調店のオーナー数名に会って、その人柄や開業後の営業状況、本部のサポート体制などをチェックしておきたいものだ。
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