繁華街に小さなビストロを開店。少しずつ常連客がつき、店を手狭に感じるようになった矢先、隣の物件が空いた！ しかし、国民生活金融公庫では満額回答が得られず、チャンスを逃すまいと、消費者金融の窓口へ。大きくなった店は、「雰囲気が変わった」と常連客にそっぽを向かれ、高い利子だけが積み重なっていく。
開業資金も運転資金も、できる限り自己資金でまかなうことが大原則。銀行や国民生活金融公庫に「NO」と言われたら、事業計画のどこかに無理があるのだと、再検討するほうがいいだろう。消費者金融などで高金利の借り入れをすると、毎月の返済額が増えてしまい、事業に対するモチベーションが下がりかねない。また、与信枠＝自由に使えるお金と勘違いする「借金体質」に陥り、借金を返すための借金や「ヤミ金」に手を出すケースもあるので注意したい。借金は一円たりとも自分のお金ではない！
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