仕組みがあってこそ、資源は資源足りうる
独立資源とは、独立を実現するための資源であると同時に、独立を継続させ、事業を発展させていくための資源でもある。もっとも、資源は、そのままの状態では役に立たない。石油に例えれば、それは、燃焼させることで、初めて動力資源になるわけだ。これを独立に置き換えてみよう。
たとえば、何らかの資格があるだけではダメ。その資格を、どのように、どこで、いつ使うのか……。そうしたプランを得て、初めて資格は独立資源になるのである。こう説明すると、「独立資源なんて、自分にはないかもしれない」と不安に思う人もいるだろうが、むしろ逆。一見、たいしたことのないように思われる経験や能力、財産でも、それを投入する事業との相性が良ければ、立派な独立資源になるのである。