現金や預貯金だけが資金ではない
開業資金と当面の運転資金の算出ができたら、次はそれをどうやって用意するかである。当然、調達という方法もあるが、必要資金を全額調達する必要はない。むしろ、可能な限り自己資金を充当したい。そこで、自分が独立のために投じることができる資金がどれだけあるのかを、綿密に洗い出しておこう。資金というと現金や預貯金だけだと思いがちだが、そうではない。換金可能な資産がほかにもあるかもしれない。この洗い出し作業の結果を待って、その金額の範囲内で独立するという判断をしてもいいし、不足する分を、借り入れや出資などで補充するという判断をしてもいい。まずはシートを使って、自分の資金力を把握しておこう。