まずは自己資金の増額に挑戦
競争力のある事業プランを構築したうえで、いよいよ独立資金の調達について考えを進めていこう。
取り組むべき順序は、上に示した「開業資金額決定と調達のプロセス」の図のとおり。まず、手持ちの資金を見直し、独立のために投じることのできる金額を増やすこと。自動車を売却する、不要な保険を解約するなど、身近な方法もある。また、時間をかければ、貯めることもできる。
競争力のある事業プランを構築したうえで、いよいよ独立資金の調達について考えを進めていこう。
取り組むべき順序は、上に示した「開業資金額決定と調達のプロセス」の図のとおり。まず、手持ちの資金を見直し、独立のために投じることのできる金額を増やすこと。自動車を売却する、不要な保険を解約するなど、身近な方法もある。また、時間をかければ、貯めることもできる。
事業の根幹に影響を与えるような節約はご法度だが、贅沢も敵である。必要資金を使途別に並べ、なくてもいい項目はカット。必要なものは、少しでも安くする方法を探す。それで新たな必要資金総額が出たら、もう一度、同じ作業を繰り返す。限界まで下げたと思ったら、今度は第三者に見てもらおう。さらなる削減のための思わぬヒントがもらえるかもしれない。また、それらの作業と並行して、協力者たちに有形無形の支援を願い出よう。これでさらに必要額が減るはず。ここまでやって、なお不足する場合は、調達を図る。以上のプロセスを具体的な金額で示したのが「調達金額決定までのシミュレーション」。
いくら調達するかは大事な検討事項である。金額決定の根拠に、曖昧さが残らないように取り組もう。