アントレ-独立資金の調達-独立資金の調達に着手する前に

5.独立資金の調達

01独立資金の調達に着手する前に

資金調達ばかりに目を奪われないこと

開業資金を極力抑えることは、独立準備の基本中の基本である。どんなに完璧に思えるプランでも、本当のところはやってみないとわからない。
極端な話、開業直後に、想定外のピンチに見舞われることもあり得る。だが、軌道修正や方向転換を図ろうにも、資金を使い果たしていたのではお手上げだ。仮に500万円の資金があるなら、開業資金は250万円にとどめ、残り半分を不測の事態の対応資金とするくらいの判断が必要。
また、開業資金を抑えようとする思考は、独立後のコスト削減に対するセンスや技術を養うことにもつながるし、「金がなければ、知恵を出せ」のフレーズにあるように、事業アイデア自体の差別化を生み出すきっかけにもなる。

無闇な減額は競争力低下の危険あり

ただし、いたずらに減額するのはナンセンス。資金を惜しんだばかりに、粗悪な商品や粗末なサービスを提供することにでもなれば、元も子もない。
要は、適切な資金を投じることが大事。ということは、多額の費用を要さずに展開ができ、なおかつ競争力のあるプランを立てるべきでということだ。
それなら、少ない資金額であっても、適切な資金投下ということになる。
資金調達に悩む前に、もう一度、事業プランを見直そう。その結果、調達せずに開業できる可能性もある。

開業資金額決定と調達のプロセス
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