資金調達ばかりに目を奪われないこと
開業資金を極力抑えることは、独立準備の基本中の基本である。どんなに完璧に思えるプランでも、本当のところはやってみないとわからない。
極端な話、開業直後に、想定外のピンチに見舞われることもあり得る。だが、軌道修正や方向転換を図ろうにも、資金を使い果たしていたのではお手上げだ。仮に500万円の資金があるなら、開業資金は250万円にとどめ、残り半分を不測の事態の対応資金とするくらいの判断が必要。
また、開業資金を抑えようとする思考は、独立後のコスト削減に対するセンスや技術を養うことにもつながるし、「金がなければ、知恵を出せ」のフレーズにあるように、事業アイデア自体の差別化を生み出すきっかけにもなる。