アントレ-事業プランの立案-リスク回避・解決策を公表しよう

3.事業プランの立案

11リスク回避・解決策を公表しよう

どんな事業にもリスクは存在する

事業というものは、どれだけ万全なプランを立てたとしても、不可抗力的な事態に遭遇するものだし、プラン立案時から時間を経ることで、環境や条件の変化による問題にも見舞われてしまう。だからリスクはどんな事業にもある。ある以上、目をそらさず、むしろ可能な限り、リスクを抽出し、事前に手を打てることは打ち、起きてからでなければ対処できないことは、その用意をしておけばいい。

リスク対策の記載で評価も確実にアップ

そうしたリスク対策を事業計画書に記入しておくことは、読み手の評価と信頼を得る効果がある。何より事業のリアリティーが増すし、計画者の誠実さやバランス感覚、危機管理能力もアピールできるからだ。一方、「始める前からそこまで考えなくても」と思う人には、そもそも事業計画書を人に見せる資格もない。協力を訴えておいて「失敗したらゴメン」では不誠実すぎる。

想定されるリスクの種類
  • 立地環境の変化
  • 権益を奪われた業界の反発
  • 後発者の参入
  • 同業者・類似業者の反発
  • スタッフの転職・独立
  • 仕入れの停滞
  • 代替商品やサービスの登場
  • 物流過程での破損
  • 法改正による営業機会の損失
  • 販売の不振
  • 各種の自然災害
  • 売掛金の回収遅延
  • 取引国の政変や景気変化
  • 在庫の増加

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