まずは書ける項目からどんどん書いてみる
事業計画書を書くという行為は、事業アイデアを事業化していくうえでの方法論を確立するための作業である。どんなに素晴らしい事業アイデアでも、その方法論のレベルによって、成否は分かれてしまう。したがって、事業計画書は一気に書き上げようなどと思わず、よりすぐれた方法論にたどりつくために、まずは、必要項目ごとに、思いつくだけ書いてみたほうがいい。書いては貯め、書いては貯め、である。そして、書いたものをあらためて自分で見てみる。そのことで、内容自体の問題点や表現の巧拙などをチェックすることもできる。書いては批判し、書いては批判し、である。
そうやって事業計画書を仕上げる作業が、プランをより現実的なもの、より強固なものへとブラッシュアップする。また、どうにも作成が進まない場合がある。プランを練るための知識や情報が不足していることも考えられるが、おおもとのアイデアが事業化に適していないという場合もある。事業計画書づくりでつまずいたら、もう一度、事業アイデアに弱点や問題点がないかをチェックする必要もある。