お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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アロハラヴァーズ の場合 |
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1. 資金調達 |
当初から、自己資金内で開業することを決めていた川瀬さん。「どれくらい貸してもらえるか、試しに融資を申請してみては? と雑貨の学校の先生に言われましたが、公的機関から借金するのはいやでした」。用意した自己資金は、開業準備にあてる600万円とは別に、運転資金を150万円。予算オーバーした200万円は、親族から借りた。現在も毎月返済している。「結果的には、公的機関から借りないでよかったと思います。返済の負担はやはり大きいですから」。 |
2. 店舗物件 |
場所は原宿と決めていた。川瀬さんが物件探しをする際に気をつけたことは(1)毎日現地に出向き、ここで開業したい、という物件を常にピックアップ(2)不動産会社の担当者とコミュニケーションを取り、物件情報を事前にもらえるような体制をつくる(3)ネットもこまめにチェックする、の3つ。最終的に、ネットで最新の情報を入手し、即現地に出向いて決めた。ネットに掲載された直後で、その後の川瀬さんの素早い行動が、納得のいく物件取得につながった。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
コンセプトは海を感じる店づくり。白を基調としたインテリアで統一。あとは商品が空間を海の雰囲気にしてくれる。専門家に依頼したのは、フィッティングルームの造作や、壁を取り外す工事や、照明の取り付け工事のみ。元事務所だったため、壁や天井のペンキの塗り替えを自分で行う程度で、利用することができた。レジ台やディスプレー棚など、友人からもらい受けることができたため、内装工事や什器にあてる費用は80万円と、低予算に抑えられた。
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4. 仕入れ |
川瀬さんの仕入れの基準は「海を感じるもの」。仕入れ先は、国内が4割、海外が6割。開業前から、国内のギフトショーや展示会などに出向き、チェック。いくつかのメーカーや問屋とは、開業後の取引交渉を済ませていた。海外は、ネットを駆使し、ハワイのメーカー情報を収集。メールで直接交渉して仕入れたり、ハワイ在住の友人に依頼し仕入れたり。ほとんどの商品は買い取りで、常にこまめに仕入れを行っている。
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