アントレ-事業アイデアの発見-キーワードを活用する方法もある。できるだけ2つの軸にまたがるアイデアを

2.事業アイデアの発見

03キーワードを活用する方法もある。
できるだけ2つの軸にまたがるアイデアを

アイデアのタネは日常の中に存在する

事業アイデアを発見する方法はまだまだある。日常の暮らしや仕事の中にも、タネはいっぱい潜んでいる。それを見つけだすためのヒントが、表の10項目のキーワードである。とはいっても、常に10項目全部を意識している必要はない。ざっと見て、ピンとくるものを抜き出し、その視点でものを見ることから始めよう。それだけでも、これまで漫然と見過ごしていた事柄や、記憶の片隅にある「どうでもいいようなこと」までが、貴重なアイデアのタネに見えてくるはずだ。
なお、事業アイデアは、10のヒントの中のひとつだけを用いて発見することもできるが、なるべく複数を掛け合わせて考えてほしい。特に自分軸と事業軸にまたがっていれば理想的。ちなみに、こうした話は実例を参考にするとわかりやすい。斬新なアイデアを複合させ事業は、『アントレ』をはじめ、多くのメディアに紹介されている。記事を読んで、その事業がどのヒントを掛け合わせているのかを分析することも勉強になる。

アイデア発想法

アイデア発想法を活用しよう!

◆ブレーンストーミング法
数人(最低3人から。10人程度までOK)を集め、テーマを決めたら、そのテーマに関係あると思う事柄を各人が順番に、自由に発言する方法。
たとえばテーマが「焼き鳥」だとすると、「若どり」「屋台」「煙」「ヘルシー」などと連想式に進めてもいいし、「焼き鳥屋で食べてみたい物」とテーマ設定して「串カツ」「ウズラの肉」「ごはん」などと答えていくこともできる。他人の発言や回答に対する批判は禁止。ジョークはOK。ある程度出尽くしたところで、それらをまとめ、整理することでアイデアを抽出する方法だ。

◆ゴードン法
ブレーンストーミング法の応用で、司会者だけが本当のテーマを知っていて、参加者には、そのテーマよりも大きな概念のテーマで語り合ってもらう方法。たとえば、本当のテーマが「新しい焼き鳥屋の開発」だとしても、参加者に提示するテーマは「食事」などとする。

◆KJ法
テーマを決め、そのテーマに関係あると思われる情報を可能な限り出し、それをひとつずつ別々の紙片に記入。その後、紙片を類似するものごとにグループ化し、タイトルを付け、グループごとの関連などを考えながら図解化する。その結果、テーマに関連する事業の切り口が見えてくる。
前出のブレーンストーミング法やゴードン法でキーワードを抽出した後、この方法にかけることもできる。

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