「風が吹けば桶屋が儲かる」を見ならう
社会の変化を題材に事業アイデアを発見する方法もある。つまり、世の中の先の先を追うことで、ニーズを先取りする方法である。「風が吹けば桶屋が儲かる」という話を聞いたことがあるだろう。社会に変化が起こり、その変化が新たな規範として定着すると、それに伴って、また、新たな変化が生じる。したがって、その先を予測すれば、未知のニーズに到達するという逸話だ。現代の事例で説明すれば、スマートフォンが普及した。では、自分もスマホを製造しよう……は不正解。図の矢印に沿って見てもらえばわかるように、さらにその先、その先と考えるわけである。私たちの身の回りには、山のように変化が存在している。その中から関心のある事柄を選んで、その変化の先を考えていけばいい。