お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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レリーサ の場合 |
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1. 資金調達 |
1年間のイタリア留学で貯蓄を使い果たした内山さん、その後は「本当にしたいことができた時、すぐに行動できるように」と貯蓄だけはしっかりしていた。開業を決意した時、借金ゼロで開業すること、運転資金を使い果たしたら撤退することを自らに課した。しかし、開業準備を進めていくうちに、どうしても開業資金が足りなくなったため、親から70万円を借りたが、1年目で完済。30万円の運転資金にも手をつけることなく、現在も増え続けている。 |
2. 店舗物件 |
厨房機器の販売店と提携している不動産会社の担当者が親身になって探してくれた。文京区周辺で家賃は10万円以内という条件以外、強い希望はなかったのだが、偶然にもイメージにぴったりの物件に出合うことができた。「目の前が緑いっぱいの並木通りで、ガラスの大きな窓がある外観が気に入りました」。駅からの距離にもこだわってはいなかったが、結果的に、2沿線の駅が利用できるエリアで、いずれの駅からも徒歩5〜7分という好立地に恵まれた。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
工事は、友人から紹介された業社に依頼。同物件はそれまで生花店として使われていたが、スケルトンでの引き渡しだったため、内装はほぼ全面工事となった。店頭には、ショーケースとパソコンを置くカウンターのみ。厨房機器はオーブン以外、家庭用のものでそろえた。「業務用は使いこなせないと思ったんです。ただ、最近になって少し不便さを感じるように。業務用が欲しくなってきました(笑)」。内訳は、内装工事代300万円、什器・備品代60万円。
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4. 仕入れ |
これまで、趣味のお菓子づくりで愛用していた素材を中心にメーカーに直接問い合わせ、仕入れ先を確保。オーガニックの小麦粉、卵、アーモンド、シュガーなど、オープン当初も現在も7社と取引きしている。卵は、友人の知り合いから紹介された農家から直接取り寄せ、乳製品は、メーカーから紹介された卸問屋から仕入れている。「オーガニック素材を扱う会社は比較的規模の小さい会社だからなのか、個人でも取引きさせてもらえてよかったです」
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