お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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JUST DOG MARKET の場合 |
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1. 資金調達 |
当初から自己資金内での開業しか考えなかった。自宅ガレージを改装し開業したため、開業資金のほとんどは、改装工事費と商品の仕入れ代金。「借金がないことも、家賃がいらないことも、商売を継続していくうえではとてもらくなこと。でも半面、借金を返さねば、家賃を払わねば、といった危機感がないから、モチベーションを保つのが難しいんです。のんびりとした日々は、まさにスローライフ(笑)。事業の成長を考えると、あまりに危機感がないのもよしあしだなあと最近思うんです」。 |
2. 店舗物件 |
東さんの実家は、おしゃれな店が軒を連ねる渋谷区代官山にある。実家近くに開業しようと、代官山エリアで店舗物件を探していたが、いざ契約という段階になって、家賃をいきなり跳ね上げられ、断念。家賃相場の高い代官山で物件を借りるのはリスクが高いと考えるに至った東さんは、自宅のガレージを改装して開業することを思いつく。これまで乗っていた大型車から小型車に替え、5坪のガレージは犬の雑貨ショップに。代官山駅から徒歩10分。表通りからはずれた閑静な住宅街に店はある。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
「犬小屋風にしたかった」ため、カントリー調にまとめ、壁や床は木材にこだわった。内装工事は、東さんが好きでよく通っていたカフェのオーナーが運営する内装会社。「そのカフェのオーナーは、内装工事の仕事も手がけていることがわかり、迷わずお願いしました」。壁の木材は、古さを出すために木にやすりをかけたり、ディスプレイ棚を同素材でつくるなど、さりげないところにもこだわりが感じられる。看板犬たちのウッドデッキもかわいい。「自分でも大満足の空間がつくれたと思っています!」。
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4. 仕入れ |
仕入れたい商品のメーカーを調べ、直接交渉。アメリカの企業2社と取引するところからスタート。現在6社まで増えている。開業後は、国内の卸問屋とも取引を開始。主に犬の服を仕入れている。「日本のメーカーのほうが、サイズ展開もデザインのバリエーションも豊富なんです」。2年前からオリジナルTシャツの販売も始めた。リピーターが多いため、常に新商品を仕入れることを心がけている。「扱う商品の基準は、私が気に入ったもの(笑)」。ロングセラー商品は、素材にこだわったドッグフード。
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