お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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パンケーキママの店 VoiVoi の場合 |
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1. 資金調達 |
調達先は、国民生活金融公庫。飲食店で仕事をした経験がない阿多さんが、700万円もの融資に成功した理由は3つある。ひとつは、自己資金比率が高かったこと。もうひとつは、開業前に開設したブログが人気ランキング1位になったという実績だ。さらに、開業前に2回テストオープンしたカフェが、行列ができるほど好評だったこと。この3つが評価されたことによる。ちなみに、1200万円のうち、運転資金として200万円はプールしていたが、それは今も手つかずのまま残っているとか。 |
2. 店舗物件 |
当初はエリアを限定しないで物件探しをしていたが、「スイーツ系の店を出すなら田園都市線がいい」という周囲のアドバイスから、東急田園都市線沿線に絞り、物件を探すことに。たまたま入った不動産会社から現物件を紹介され、契約することに。三軒茶屋駅から徒歩2分と近いのに、静かな路地裏にあることが気に入った。「お客さまには、子供の頃を思い出しながら、パンケーキの世界を楽しんでほしいと思っていました。この場所なら、きっとゆっくりくつろいでいただけると思ったのです」。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
これまで事務所として使われていた物件だったため、水道やガスの配管工事など、飲食店運営に必要な基礎工事を一からしなくてはならず、予想以上に費用がかかった。内装工事は知り合いの工務店に依頼。空間コンセプトは北欧風。こだわったのは、座り心地がよくゆったりできる椅子やソファ。そんな椅子を求めて、阿多さんは、オープン直前までリサイクルショップを巡っていたとか。650万円の内訳は、内装工事費が400万円、厨房機器購入費が200万円、インテリアや備品購入費が50万円。
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4. 仕入れ |
阿多さんが開発したパンケーキの粉は、製粉会社にオーダーして配合されたもの。その仕入れ単位は、なんと1t。「お店に置き切れない分は自宅に。粉の中で寝ています(笑)」。苦労したのはバターミルクの入手。個人には卸してもらえないことがわかった。そこで、製粉会社に交渉してもらい、そこ経由で入手することに。「いくら製粉会社にツテがあったとしても、普通はこんな取引は成立しません。ブログの実績と、私がしようとしていることに興味を持っていただけたから可能になったのです」。
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