お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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中央線物産館 の場合 |
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1. 資金調達 |
無理のない資金内で開業することを決めていた下古谷さん。200万円の借り入れ先は国民生活金融公庫。広告プランニングの仕事をしていた下古谷さんにとって、事業計画を書く作業は、得意中の得意。「成功する明確な意思があり、さらに、細かい数字の積み上げがきちんとできていれば、審査は通るだろうと思っていました。その数字につじつまが合うようなストーリーを担当者が理解しやすいように展開していく。これが大事なポイントでしょうか。申請の3日後には受理されました」。 |
2. 店舗物件 |
中央線中野駅から吉祥寺駅の間にエリアを絞り、見つけたのがJR阿佐ヶ谷駅徒歩10分、丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅徒歩1分の現物件。築40年の古い雑居ビルの2階で、広さは12坪。同じ面積のエリア家賃相場が17万円以上だというから、12万円はかなり安い。立地より家賃の安さで決めた。人通りは多いものの、通りすがりの客はほとんどいない。「想像以上に、周辺にお住まいの方々の来店がないですね(苦笑)。店の知名度をもっと上げて、この店のファンをどんどん増やさなければと思っています」。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
インターネットで探した5社の工事会社に出向いた。「費用のことばかりを話題にする会社が多い中で、親身になって話を聞いてくれて、経営に踏み込んだアドバイスをくれた一社に決めました」。床材や什器など、人の手によってつくられたものを使うことを決めた以外は、内装のテーマはとくにない。床の板は、工事現場の足場用の板を使用。2カ所の窓部分をこの板で覆うことで、壁にアクセントができた。内訳は、内装工事費180万円、電気工事費40万円、什器備品40万円。
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4. 仕入れ |
扱っているのは、オランダ人作家の個性的なデザインの時計、ハンガリーの文房具、有田焼の灰皿など、国内外のアーティストがつくる様々なジャンルの雑貨。さらに、表紙やジャケットが特徴的な本や音楽CDも扱っている。海外もののほとんどは、調べて探した輸入代理店を通して仕入れる。作家から直接仕入れる場合もあるが、いずれもすべて買い取り。「結局は自分が好きなものを仕入れています。好きじゃないもの、これ早く売れてほしいと思うものは、自分には扱えないと思います」。
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