お店で独立を目指す人必読! いろんな業種で独立した先輩たちに立ち上げから運営まで全部聞いた! |
注)記事内で表記されている金額はすべて取材時のものです。 |
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グリーングローヴの場合 |
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1.資金調達 |
内訳は、土地の購入資金が2500万円。店舗の建築費が1500万円。什器や厨房機器など設備費が500万円。運転資金が500万円。3500万円を自己資金でまかない、足りない1500万円は、国民金融生活公庫と、市の創業者支援融資制度を利用して借り入れた。借り入れ金額はそれぞれ750万円ずつ。「当初、市には1000万円の融資を申請しようと思っていたのですが、750万円なら無担保でいいと知り、750万円で申請しました。運転資金は開業半年で使い切ってしまいました」。 |
2. 店舗物件 |
自宅がある東京・多摩エリアで、土地を購入し店を建てる。地域密着型の経営をしたいので、場所は環境のいい住宅街がいい。この2つの条件で、自宅から車で30分圏内に絞り土地探しを行った。酒を扱う深夜営業の飲食店となると、第1種住専地域の中高層という区分内の土地でなければ営業できない規制がある。そのため、該当する土地はなかなか見つからなかった。自宅から車で5分、最寄り駅から徒歩6分、地元で人気のクリーニング店のすぐそばという立地が気に入り購入を決めた。
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3. 店舗工事・設備・什器 |
知り合いの設計士2人に見積もり依頼をし、価格とセンスの良さから一方の設計士に依頼。空間コンセプトは北欧風。各階にテラスがあり、またペット専用の通路を設けるなど、一軒家の特性を生かした空間に仕上がっているのだが……。「実際に運営してみると、階段位置や収納スペースが少ないなど、一からつくったわりには使い勝手が悪くて反省。ちょっと高い勉強料でした(笑)」。建築費は設計費含め1500万円。厨房機器やエアコン、家具や食器など設備や什器の費用は合計で500万円。
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4. 仕入れ |
開業前にアルバイトをしていたホテルで、現在グリーングローヴのシェフと知り合う。当初は、料理は若山さん自身がつくるつもりでいたが、このシェフとの出会いによって、料理はプロに任せることにした。食材の仕入れ先は、シェフのルートから調達することができた。酒は、若山さんがいくつかの酒問屋から見積もりを取り、最終的に現在取引している問屋から仕入れることに。雑貨と植物は、それぞれの専門卸問屋から仕入れている。雑貨と植物の仕入れ担当は、若山さんの奥さま。
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