■
自分の店を持つ夢をあきらめたくなかった
幼少の頃、父親が豆腐店を営んでおり、その姿を見て育った戸谷さん。やがて、ゆくゆくは自分も店を持ちたいと思うように。だが、ひとまずは会社に勤めようと、高校卒業後は町工場に作業員として就職。2年後に、もっと良い待遇を求めて工作機械メーカーに機械オペレーターとして転職した。その間、「自分の店を持ちたい」という思いは消えることはなかったが、結婚して子供が生まれたこともあり、なかなか資金がたまらず、独立のチャンスをつかめずにいた。
「とはいうものの、毎日決められた作業をして、同じ人に会うという日々にどうしてもやりがいを感じることができなくて……。思い切って、夢の実現を目指そうと決めたのです」
そして、昨年の初めころから『アントレ』を読んで行動を開始。検討していく中で、(株)サムライズの独立支援情報に興味を持ったという。
「だんごなら値ごろ感もあり、子供から高齢者まで幅広く受け入れられるだろうと。それに、たこ焼きやお好み焼きなどほかのメニューも豊富で、お客さんに飽きられることがないと思ったんです」
すぐに同社に連絡を取り、実際に店舗を見に行った。そこで、味の良さを確認し、さらに顧客もスタッフも笑顔で活気のある雰囲気を実感。自分もやってみたいと、加盟を決意した。
最初は反対していた家族を何とか説得し、会社を退職。物件探しや1週間の店舗研修などの準備期間を経て、今年の2月にオープンした。
「スーパーの前に出店したので集客しやすく、順調に売り上げを伸ばしています。いろんな人に会えるし、今は家族も応援してくれています。今後は、常連客を徐々に増やし、2店舗目、3店舗目を出してきたいですね」
|
|
|
リーズナブルな価格で、顧客を飽きさせないほど商品が豊富だったこと。さらに、活気のある店舗を見学して「やってみたい」と決意。
|
|
|
|
|
|
|
■ 開業/2008年2月
■ 初期費用/600万円(加盟金105万円、スーパーへの物件保証金48万円、食材保証金50万円、厨房機器150万円、内外装費200万円、消耗備品ほか)
■ 売上高/月商230万円(2008年3月期)
|
|
|
|