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開業初日から大行列1日800個売ることも
化学プラントの保温保冷工事を行う会社で現場管理業務に携わっていた廣松さんは2年前、35年間の会社員生活に別れを告げ、独立に向け動き始めた。
「もともとわずらわしい組織の人間関係が苦手で、いずれは自分で何か始めたいと考えていたんです。ちょうどその頃、会社の経営者が代わったことから、いい区切りかなと思いました」
焼き鳥店や軽貨物、コンビニなどのFC加盟を検討したが決めきれない。そんな時、「富良野メロンパン」の移動店舗を展開するグルメデリバリーシステムのアントレ情報が目についた。
「これなら人を雇わず夫婦で始められるし、固定店舗を構えるより開業資金も低額で済む。本部に電話すると翌日には資料が届き、まずは対応の早さに驚きました。また、本部担当者が商品に自信を持っており、『ぜひ近くの加盟店に食べに行ってほしい』と言う。実際3店ほど回って食べてみたら本当においしく、これはいけると思いました」
その後、本部の社長と面談し、事業への熱い思いに共感したこともあり加盟を決定。続いて研修を受講する。
「パンの焼き方はもちろん、接客や店舗の運営ノウハウまでしっかり教えてもらえました。既存店での実地研修も非常にためになりましたね」
こうして今年4月、本部に紹介されたショッピングセンターの敷地内で営業を開始。 「いきなり大行列でてんてこ舞い。本部担当者が手伝いに来てくれて助かりました」と廣松さん。その後、新たな販売場所を開拓したほか、本部の斡旋によりイベントなどにも出店。1日で800個を売ったこともある。
「会社の意向に左右されることなく自分のペースで仕事ができるのが独立して一番良かった点。いずれは自宅を店舗に改築し、移動店舗と2本立てで営業することも検討中です!」
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夫婦2人で始められ、開業資金も低額で済む。また、商品自体のおいしさや、本部社長の事業に賭ける熱い思いにもひかれた。
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■ 開業/2007年4月
■ 初期費用/約450万円(加盟金・研修費105万円、中古車315万円、冷凍庫・発電機など備品30万円)
■ 売上高/平均月商130万円
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