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顧客視点での提案が成功の秘けつ
2003年11月に「ファミリー越谷店」を開いて便利屋業をスタート。それからわずか3年で、年商3500万円をあげるまでになったのが長澤さんだ。それでも「お客さまや社員に恵まれただけですよ」とおごりは一切ない。
長澤さんは金型製造会社に15年間、技術職として勤務していたが、早くから独立開業に憧れ、資金をためていた。
「ただ、金型関係での独立は将来性の面から考えていませんでした。何をやるべきか検討していたんです」
そんな時、起業の勉強のためにと買った『アントレ』で目にしたのが、ファミリーのFC募集広告だった。
「僕は人に何かをして喜んでもらうのが好きだし、モノをつくったり修理するのも得意。それまで便利屋という商売があることすら知らなかったんですが、自分にぴったりと思いました」
さっそく本部を訪れて話を聞いたところ、FCであっても経営の進め方やサービスの価格づけなどについて自由度が高い点にますますひかれる。さらに「家族の理解も大切」という本部社長の言葉にも共感。2度目の訪問の際には妻を連れていき、じっくり相談したうえで加盟を決めた。
ハウスクリーニングやエアコンの取り付け・清掃、水回り工事などの技術を4週間の研修で学び、開業。一つの仕事をきちんとこなすと「これもできない?」と新しい依頼が入ることが多く、次々とリピーターを獲得できた。そのうちに自分だけでは仕事をこなしきれなくなり、3年目から社員を雇うように。今では社員数も4人に増えた。
「この商売で何より大事なのは誠実であること。目先の利益を追うのでなく、常にお客さま視点で最適な提案をすることを心がけています。今後は社員教育により力を入れ、顧客満足度をいっそう高めたいですね!」
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人に喜んでもらうのが好きで、モノをつくったり修理するのも得意なので向いていると思った。FCなのに自由度が高い点にもひかれた。
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■ 開業/2003年11月
■ 初期費用/292万円(加盟金130万円、研修費40万円、資機材費75万円、帳票管理費27万円、販売促進費15万円、研修教材費5万円)※消費税別
■ 売上高/3560万円(2006年12月期)
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