■ 住まいに密着したセキュリティ事業で独立

　建築施工管理技士の資格を有し、マンションや住宅などの建築現場を統括していた千原さんは、勤務先の倒産を機に家具メーカーに転職。小売店営業として、その業績を伸ばしていた。
　「建築や家具の仕事にかかわるうちに、もっと住まいに密着したビジネスを手がけたいと思うようになって。学生時代から抱いていた独立の道を考えるようになったんです」
　そんな時、『アントレ』でセキュリティ商品の販売代理店を募集するWINのアントレ情報が目に留まった。
　「正直、最初は『防犯機器にもいろいろあるんだな』という程度でした。でも、ユーザーの立場で考えてみると、多種多様な製品の中から、自分の住まいや予算に応じた機器を選ぶのって難しいだろうなと思って」
　セキュリティに関する知識を養い、そこで生活する人たちに安全な環境を提供したい。そう考えた千原さんは、アントレフェアで本部担当者と面談。大手メーカーをはじめ多くの提携企業を持ち、1000アイテム以上の商品を揃える同社との代理店契約を決めた。
　「品質の良さは、豊富な導入事例から理解できました。これなら個人から法人まで様々な顧客ニーズにこたえられると思ったんです」
　2日間の研修を終えると、早速、地元のガソリンスタンドへ営業を開始。まめな訪問営業で客からの信用を得たと実感した頃、150万円ほどの防犯監視システムの導入が決まった。
　「このビジネスは、何より顧客との信頼関係が大切。最近では個人宅や商店のほか、不動産会社などの法人営業にも力を入れています！」