最初の1年は休日返上で妻と2人きりで乗り切った。今ではパートを雇う余裕もできたが、午前中の調理は夫婦だけで行う。1日の配達数は昼食、夕食合わせて約90食
アントレ本誌を活用
ニコニコキッチン 名古屋中央店
下里 文美雄さん(47歳)
約25年にわたり、大手ファストフードFCのオーナーとして店舗を経営。子供たちが成人したのをきっかけに夫婦2人でできる仕事への転業を考えるようになる。2007年「ニコニコキッチン 名古屋中央店」をオープン。
開業データ
開業年月:2007年10月
所在地:名古屋市東区
坪数:18坪
売上高:月商180万円(2009年5月実績)
開業資金 | 総額1100万円 |
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加盟金 | 190万円 |
保証金 | 40万円 |
内装工事 | 250万円 |
厨房設備 | 250万円 |
軽自動車2台 | 240万円 |
什器 | 80万円 |
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※物件取得、内装工事にかかる費用は個人によって異なります
在宅配食サービスに興味を持ったきっかけは?
子供たちも社会人になり、少し仕事量を減らしてのんびりしたいと思うようになりました。今まで経営していた店舗は人に譲り渡し、夫婦2人で小さな飲食店でもできればと考え、手にしたのが『アントレ』。実は独立・開業の雑誌だと知らずに買ったんです。料理関係の本だとばかり思っていて(笑)。しかし、そのおかげで潟\ーシャルクリエーションの「ニコニコキッチン」の広告に出合いました。ファストフードFCのオーナーとして、宅配や持ち帰りを希望するお客さまが年々増えていることを感じていましたし、長年の常連さんが年齢を重ね、車椅子を使用するようになった姿も見てきました。高齢者に食事を届ける在宅配食というサービスに大きな可能性を感じたんです。また、通常のデリバリーとは異なり、継続して購入するお客さまがほとんどですから、安定した収入が見込めるというのも魅力でしたね。
仕事のやりがいや心がけていることは?
身寄りのない一人暮らしのお客さまも多く、私と会うことをとても楽しみにしてくれています。開業当初、雪のために配達が遅れてしまったことがあったんです。そしたら、私の顔を見るやいなや「今日はもう来てくれないのかと思った」って。お弁当が届くのをずっと外で待っていたことを知り、お客さまのライフラインであると同時に、生きがいになっているのだと強く認識しましたね。社会的にも非常に意義のある仕事。現在の顧客は名古屋市内のみですが、近隣の市にも古い大きな団地があり、住人の高齢化が進んでいるようです。今後は配達エリアを拡大し、これらの地域の高齢者にも食事を届けられるようにしていきたいと思っています。
本部担当者より
(株)ソーシャルクリエーション
FC事業部 スーパーバイザー
田中 将智さん
高齢者向け在宅配食は、積み上げ型のビジネスです。最初から高収入を望むことは難しいですが、継続して利用するお客さまがほとんどなので、不況に左右されにくいという強みがあります。開業にあたっては、地域の病院や介護施設などにSVが同行し、営業の指導も行います。商材は温めて盛りつけるだけのものが多く、詳細なレシピもあるので、調理経験者でなくても問題ありません。
問い合わせ先:(フリーダイヤル)0120-550-660
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