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人生の節目に貢献し自分自身も幸せな気分に
ガス会社に就職し、経理やイベント事業、リフォーム営業など様々な業務を経験してきた下林さん。たまたまリフォームを担当した顧客から、手づくりの木彫りの左馬をプレゼントされた時、独立を考えたという。
「もともと、30歳までには自分の店を持てたらいいなと考えていたんです。何をするかは決めていなかったんですが、手作りのプレゼントをいただいた時、とてもうれしかったんですね。それで、こうした手づくりの商品を扱う事業がないか探そうと思ったんです」
ネットで検索し、ガラス素材に彫刻をほどこすガラスエッチング事業があることを知る。その後、『アントレ』で芙蓉商事の代理店募集の記事を見て、会社見学に行くことに。
「実際に作品を見て、触れてみることで、ガラスアートの魅力を実感。さらに担当者の『本部の営業支援を頼るより、ご自身で開拓されたほうが経営力がつく』など、ウソ偽りのない誠実な対応が契約につながりましたね」
2006年6月に会社を退職し、2日間の技術研修を経て8月に開業。ウエルカムボードや感謝状などのブライダル関連商品を中心に、様々なガラスエッチングの商品を提案する店舗を構えた。知人に案内したり、チラシを配るなど地道な活動の結果、口コミで徐々に顧客を開拓。月によって変動はあるが、現在はネットでの販売も含め、月に平均30万円を収入を得ている。
「以前にブライダル関連商品を購入してくださったお客さまから、今度はお子さまの誕生記念商品の作成を依頼された時はうれしかったですね。こうしてお客さまの人生の節目に感動を提供できる仕事にやりがいを感じますし、自分も幸せな気分になれます。今後は、もっと広い店舗を持ち、ガラスエッチングの教室も開催したいですね」
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手づくりで心を込めた商品を提供でき、それを自分自身でも制作することが可能な点。担当者の誠実な対応も大きな要因だった。
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■ 開業/2006年8月
■ 初期費用/370万円(マシン・材料費157万円、店舗改装費・備品一式186万円、広告宣伝費27万円)
■ 収入/平均月収30万円
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