アントレ-事業アイデアの発見-事業アイデアを見つけることは、決して難しくない

2.事業アイデアの発見

02たとえば「一歩先の変化」や「一歩手前の要因」を考えてみる

「風が吹けば桶屋が儲かる」を見ならう

社会の変化を題材に事業アイデアを発見する方法もある。つまり、世の中の先の先を追うことで、ニーズを先取りする方法である。「風が吹けば桶屋が儲かる」という話を聞いたことがあるだろう。社会に変化が起こり、その変化が新たな規範として定着すると、それに伴って、また、新たな変化が生じる。したがって、その先を予測すれば、未知のニーズに到達するという逸話だ。現代の事例で説明すれば、スマートフォンが普及した。では、自分もスマホを製造しよう……は不正解。図の矢印に沿って見てもらえばわかるように、さらにその先、その先と考えるわけである。私たちの身の回りには、山のように変化が存在している。その中から関心のある事柄を選んで、その変化の先を考えていけばいい。

成功事業の要因を探り、別の事業アイデアを

一方、成功している事業や、現在の社会情勢を見て、反対に「それはなぜできたのか、起きたのか」と要因をたぐり、それにもとづいて既存事業とは別の事業アイデアを探ることもできる。頭の中で時計を進めたり戻したり……。そうやって発想を広げていこう。

将来予測と要因推測によるアイデア発見法(一例)
将来予測と要因推測によるアイデア発見法

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