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2021/01/29

圧倒的熱量で語られたこと、シンプルにやってみる、踏み出すことは大事。そして思い浮かんだ「ペダルなし二輪遊具」

先日、アントレ新コンテンツの準備&仕込みで、ソーシャルメディアのフォロワーが23万人を超える人との対談・動画撮影がありました。


▲対談準備の風景(アントレオフィスの撮影スペースにて)

その人の語り口はとてもはっきりわかりやすく、具体的な事実として自分の経験に基づいた洞察から入ってて、相手に「浸透していく言葉の力」が圧倒的でした。ゆるがない自信と覚悟が感じられて、言葉から感じる熱量の高さに惹かれました。聞こえのいいことじゃなく、あえて乱暴な言い方も含めて誤解を恐れずシャープに話すことを大事にしたい思います。詳しい内容は新コンテンツ公開されてからご覧いただくとして、私の感想をつづります。

独立って、企業と雇用契約するとかしないとかの目に見える問題じゃなく、何を大切にしているのか、生き方やスタンスであって、その人のスタイルだと熱く語ります。
独立・起業・副業への入り方・始め方については、日本の古典随筆からの引用や、人の願望をついに実現した航空工学にまつわる人たちの構造的工夫の意味を語り、「最初からうまくやろうとしない、まずやってみる、失敗前提で変化させていく、致命傷が何か考えてそれを負わない工夫を入れる・・・」と言葉を重ねていきます。
独立は一人で立つと書くけど、その経営者は孤立してはだめ、壁打ち相手、レビューを受けるスタンス、フラットに会話できる仲間が大切だと続きます。
そして、「まずはやってみる」ことを促しましたが、自分がやってみようと考えている商売の外観だけでは次にどう踏み出すか詰まってしまいます。その商売の構造はどんなカタチ「どんな人から、どの規模感、なに価値で、いつ、いくら・・・」なのかしっかり意識していくことで、その先にやることをいろいろ試行できていく、ここが大切、と語る熱量が最大化していきました。

「初めから上手くやろうとしない・・・HowはアドバイスできるけどWhoとWhyは自分で考える、導き出さないと・・・誰でも自転車初めから上手くは乗れない、必ず転びながら乗り方を覚えていくもんでしょ・・・」というくだりは私もまったく同じ想いですが、言葉の強さが印象的でした。

自転車の話を聴いて、頭に浮かんだことがあります。幼児用の「ペダルなし二輪遊具」の経験とその効果です。


▲ペダルなし二輪遊具で遊ぶ始めた娘たち

私の二人の娘たちは、3歳半ぐらいの時「ペダルなし二輪遊具」を使い始め、5歳の誕生日の日に「補助輪なし自転車」に練習1日目でいきなり乗れるようになりました。自転車の重さ、スピードがでなくてグラグラしてバランスとれずに倒れてしまうのですが、キックしながら前へ進んで、ペダルの力の入れ方・位置を覚えて、2時間もかからなかったと記憶しています。「ペダルなし二輪遊具」で得た「バランス感覚・スピード感」が役に立ったと想像できます、スゴいなと感心しきりでした。


▲初めて自転車に乗って1日で乗れた娘

私の時代は、まず左右両方に補助輪つけて練習始め、片方の補助輪を外して練習続け、次にもう片方も外して、転びながら身体で覚えていくものでした。補助輪なしで運転できるのに時間がかなりかかった記憶があります。いまはまったく違うんですね。

自転車に乗れるようになることと、独立開業して事業をやっていくことはまったく別の次元ですが、未知の領域に踏み出すときの対応のアナロジーとして、独立開業における「ペダルなし二輪遊具」をアントレが開発して提供していきたいと考えています。
先月、脱サラして起業された500名以上の経営者の方々にネットリサーチの協力をいただきました。その分析結果はこれから公開していきますが、面白いデータがありました。
前職時代に副業していた人は4人に1人以上で、さらにその約6割の人は「副業が生かされた」と考えているのです。そして、独立3年未満の経営者では約半数の人が副業経験者、開業2年~3年未満の経営者では75%が「副業が生かされた」と考えており、副業していたからこそ生き残り事業継続できたのかもとも想像できます。
独立ワークスラボでは、独立開業における「ペダルなし二輪遊具」は「副業」ではないか仮設をおき、さらにどんな副業がいかされていくのか調べていきます。

対談・撮影の時間はあっという間に過ぎていきました。この新コンテンツ群はもうすぐオープンします。お楽しみにお待ちください。

 

※上述した今回の調査は、第2回目の緊急事態宣言になる前、新型コロナ感染の第3波が認識された2020年12月のものです。
●参考:第1回目の緊急事態宣言下、コロナ下で働き方の価値観の変化について
当社が全国の20代以上の働く男女574名を対象に実施した「コロナ影響下における働き方の意識変化」調査によると、6割超が働き方の価値観に変化があり、在宅勤務経験者では8割以上と顕著で、特に20代の意識変容が加速している様子がわかりました。
・4割が副業・複業・独立に関心あり、特に20代の意識変容が加速
・都内の20〜30代かつ在宅勤務経験者では、独立への関心は8割超
*プレスリリース: http://xb449385.xbiz.jp/corporate/news/news6/ (調査期間:2020年5月12日〜5月19日)

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