あなたのお店ちょっと拝見しまーす!

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泣き笑い店舗生活☆物語

一軒の店をつくること。そこには、知られざるたくさんのドラマが詰まっている。このコーナーでは、開店前後に様々な喜怒哀楽を経験したショップオーナーを紹介。今号は、実家の車庫を改装してつくったコーヒー豆の専門店を経営する田部井さんを紹介。間もなく駅前に移店!

田部井直樹さんの写真
Vol.4 住宅街のコーヒー豆ショップ
スペシャルティコーヒー豆店
たべいコーヒー

オーナー

田部井 直樹さん 34歳

owner's data

コーヒー豆専門店を持ちたいと大学を2年で中退。銀座の「十一房珈琲店」に就職し、コーヒーの知識や経営全般のスキルを身につける。2001年、アメリカのコーヒーカンファレンス視察に参加するため退職。2002年3月、千葉の実家の車庫を改装して現在の店をオープンさせる。2009年1月、JR四街道駅前の店舗に移店予定。

地道な販促活動が実を結び
自宅ガレージから駅前に進出します

コーヒー好きの両親の影響で、中学の頃から自分でコーヒーをいれて飲んでいたという田部井さんの夢は、コーヒー豆の専門店を持つことだった。憧れの店で働けることになったのを機に、迷うことなく大学をやめたのは20歳の時。その後、独立するなら今と、27歳で現在の店をオープンしたのだが……。

住宅街の小さな店が、周囲に認知され経営が安定するまでには相当な時間がかかった。しかし、オープン8年目の09年、駅前に移店することが決まっている。地元で地道な販促&PR活動を続けてきた田部井さんの努力の結果である。

開業準備に最も費やしたことは?

豆の仕入れルート開拓です。アメリカのコーヒーカンファレンス視察に参加して、日本にはまだ入 っていない質のよい豆がたくさんあることを知りました。同じ業態のショップオーナーたちと共同で、直接買い付ける仕組みをつくりました。仲間と一緒に仕入れ、米の倉庫を借りて保管しています。

開業後、大変だったことは?

店の存在を知ってもらうことですね。何しろ住宅街なので、通りがかりで来てもらえる場所ではありません。どこでも買える豆を扱っているわけではないし、品質や安全性には自信があります。一度飲めばファンになっていただけるという自信はあるのですが、その前に、この店の存在を知っていただかなくては何も始まりません。どうしたら認知していただけるか、そのためにできることは何でもしました。ポスティング、サンプルの配布、地元のイベントやお祭りでの出店……。最初は全く反応がなく、1年以上は自分の給料はなかったですね。

大事にしていることは?

きちんとした接客をする、お客さまを大切にする……、当たり前のことを当たり前にすることです。あと、コーヒーの勉強。全国にいる仲間との2カ月に1度の勉強会は必ず参加しています。会の幹事が持ち回りなので、時に北海道に行くことも。

3年後、どうしていたい?

もう1店舗持っていたいですね。5年後には3店舗目も!

取材・文 / 佐々木 明美 撮影 / 小松原 亜玲 イラスト / 佐久間 歩
開業DATA

物件取得費・家賃 / 0円(自宅改装のため)

店舗工事費 / 200万円(什器・備品代含む)

仕入れ費 / 150万円

運転資金 / 150万円

開業資金 / 計500万円

SHOP DATA

所在地 / 千葉市若葉区若松台3-11-16

TEL / 043-232-1832
http://www.tabeicoffee.com

最寄り駅 / JR四街道駅、都賀駅

営業時間 / 10:00?18:00

定休日 / 日曜

広さ・座席数 / 3坪

2001年

独立を決意。退職しアメリカへ
独立を決意し、マイアミでのコーヒーカンファレンス視察に参加するため退職。インターネットで知り合ったコーヒーショップオーナーたちと「珈琲の味方塾」を結成。グループでコーヒー豆の生産者から直接仕入れるシステムを構築。開業準備を開始。

2002年3月

オープン
店の存在を認知してもらうため、閉店後、半径2q圏内のエリアに、自前でつくったチラシを毎日ポスティング。オープン以降、約2年間続ける。さらに、地元のスーパーの前で約1年間、豆のサンプルを配布。オープン時の月商は30万円。

2002年6月

仲間との勉強会に参加
思うように売り上げが伸びない日々が続く。豆以外の唯一の商品であるクッキーしか売れない日も。それでも、2カ月に1度の「珈琲の味方塾」での勉強会に参加し、豆や輸入に関する知識やスキルアップに励む。

2003年3月

地元のイベントに参加
販促とPR活動の一環として、地元のバザーや小学校の夏祭りに出店し、コーヒー1杯100円で提供。以来、これらのイベントには毎年参加。さらに、2q圏内のコーヒー豆の無料配達も始める。

2003年10月

売り上げが伸び始める
これまでの販促活動の効果が出始め、口コミや紹介による客も増え始める。月商は50万円に。翌2004年12月は月商100万円に。

2005年3月

ネット販売を開始
ネット販売を開始。6月、アメリカ・シアトルのコーヒーカンファレンス視察に、翌2006年は、中米のコーヒー農園視察ツアーに参加。

2008年9月

移店準備開始
経営は順調で、駅前に移店を決意。2009年1月のオープンを目指し、開業準備に奔走中。

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