(株)ピュアソンが開発した、まな板削り用のカンナ刃は実用新案出願中。「今では、90p幅の大物も短時間で仕上げられるようになりました」と鈴木さん
アントレ本誌を活用
鈴木 良治さん(60歳)
脱サラして飲食店を経営するが、景気の悪化で廃業を決意。その後、会社員時代の営業経験を生かしながら、フリーの営業代理店として再起を果たす。現在は、(株)ピュアソンが展開するまな板削りビジネスの代理店として活躍中。
開業データ
開業年月:2008年7月
所在地:神奈川県秦野市
売上高:月商30万円(2008年12月実績)
開業資金 | 総額65万円 |
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研修(宿泊費用を含む) | 42万円 |
機械・備品 | 18万円 |
営業支援ツール | 5万円 |
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代理店契約を決めたポイントは?
飲食店経営に失敗した後は、フリーの営業代理店として全国各地へ飛び回っていました。けれど、この年齢になって連日のホテル暮らしは、さすがにキツイ。毎月、『アントレ』を見ては、自宅を拠点にマイペースで営業活動できる仕事を探していたんです。そんな時、目にしたのが「まな板削り」。通常、プラスチック製のまな板が汚れたり、くぼんだりしたら、買い替えるしかない。それが新規購入時の1割程度のコストでピカピカになるなんて、驚きましたよ。過去の経験から、その需要を確信。地元の飲食店や生鮮食品店、スーパーを中心に、このビジネスの認知を図っていこうと思ったんです。
仕事で苦労したこと、心がけていることは?
最初は大変でした。開業前研修ではカンナを動かすだけで精いっぱい。まな板1枚、削るのに4時間もかかってしまって。本部の担当者も内心、不安だったでしょうね(笑)。けれど、何でもやってみないとわかりません。営業初日から3件の注文をもらいましたが、お客さまには「ずいぶん丁寧に削ってくれるんだね」と満足いただき、大きな自信につながりました。営業先は業種によって営業時間が異なりますが、常に相手の状況を考え、プレッシャーやストレスを感じさせないセールストークを心がけています。今後は、神奈川から静岡まで営業エリアを広げ、さらなる顧客開拓を目指します。
本部担当者より
(株)ピュアソン
企画営業部 課長
山田 清さん
食品・飲食業界の衛生面が問われる中、注目を集めているのが当社の「まな板削りビジネス」です。競合が少ないだけに、市場を寡占化できる可能性は十分。飛び込み営業でも、即決で受注につながることも珍しくありません。当社が業務用洗剤・ワックスなどを提供する大手飲食チェーンやスーパーからも高い評価をいただいているため、代理店の拡充は急務。全国各地にビジネスの輪を広げていきたいですね。
問い合わせ先:TEL.03-5960-3121
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