起業・独立開業の人脈がどんどん広がる! 交流会レポート

人脈がどんどん広がる! 交流会レポート
N-1村(愛知県)
構成
増田紀彦
取材・文
鈴木一生
撮影
勝尾 仁
バックナンバーを読む

N-1村(愛知県)

名古屋で開催される「N-1グランプリ」を通じて地域活性を目指す

1000人の知恵とスキルを結集して
一大ビジネスイベントを開催

参加者は「村民」、ミーティングは「寄り合い」?
N-1村1

毎月1回ペースで寄り合いを開催するほか、メーリングリスト、ブログ、フェイスブックなどでも交流や情報交換を行っている

「N-1村」といっても、名古屋でお笑いを目指す人たちの集い、というわけではない。「N-1グランプリ」というビジネスイベントの開催に携わりたい人、出展したい人、応援したい人たちが集まって催されている異業種交流会だ。

「N-1村」のNは名古屋のNであり、NEXTのNでもある。「これからの名古屋を担う元気で可能性・将来性ある次代の企業を、みんなで選出しよう」というのがN-1グランプリの趣旨。

「第1回が2007年、第2回は2009年に開催されました。地元の新聞やテレビをはじめ多くのメディアに取り上げられました。グランプリを獲得した企業が全国で知名度を上げたという実績もあり、大いに盛り上がりました。参加者も達成感が得られたと思います。しかし、1回きりのイベントのためだけに集まるのではなく、常に存在して参加者がお互いに役立ち合える場にしていきたい。そのために異業種交流会にしたというのが発足の経緯です」

そう語るのは第2回の実行委員長を務めた菅沼之雄さんだ。この会がユニークなのは「村社会」のようなコミュニティを目指していること。“このことで困ったら村の誰々さんに頼もう”と、お互いに役立ち合える関係を構築するのが目標だという。参加者は「村民」、会費は「年貢」、ミーティングは「寄り合い」と呼ばれる。N-1グランプリはもちろん「村祭り」。村民たちの業種は様々。参加する理由も「自分の会社や事業をPRしたい」「人脈をつくりたい」「“村”に興味を持った」など、人それぞれだ。

「中には “なんだかわけのわからない集まりがあると聞いて来てみた”という人も(笑)。村民は必ずしもイベントのスタッフになる必要はありません。N-1グランプリへの出展企業としての参加でも、来場者であってもいいし、立場は自由に選ぶことができる。イベント開催に向けて村の人口を1000人まで増やすのが当面の目標です」と菅沼さんはいう。

最新のITツールを駆使して情報交換
N-1村2

これまで寄り合いには毎回10〜20名ほどが参加。開催時間は決められているが入退室は自由。しばりがないのもこの会の特徴だ

N-1村の寄り合いは月2回のペースで開催されている。堅苦しさはみじんもなく、発言したい人が自由に発言できる雰囲気だ。笑い声も絶えない。現在は2012年4月の「第3回イベント」に向けた話し合いがスタートしたところ。取材をしたこの日は、開催に向けたチラシづくりや運営体制の整備、村民同士の情報共有方法などについて意見交換を行った。

「今後イベントに向けて各種作業や連絡が増えます。業務が一部スタッフに集中せず、スムーズに運営ができるような体制づくりも大きなテーマです。そこで広報、IT、製作、集客などの、9つのチームに分かれて作業を行っています。村民は好きなチームに入って自分の得意分野を生かせるし、やりたいことがある人は“こうしよう”と提案すれば実現できるんです。苦手なことを学べるチャンスもありますよ」

例えば村民の中にはITビジネスに携わる人も少なくない。そうした人が知識やスキルを提供。各種ソーシャルメディアや最新ITツールを駆使し、ITが苦手な村民でもスムーズに情報の共有ができる体制づくりを検討している。経歴もスキルも全く異なる人たちが、一緒に同じ目的に向かってコラボレーションする。だからこそお互いの人となりがわかるし、時々顔を合わせて話すだけでは得られない信頼関係が得られる。

「名古屋は一部の大企業だけではなく、ほかにも有望企業が数多くあることを発信したい。何か面白そうなことをやっているなと興味がわいたら、まずは来てみてほしいですね」

参加方法
  • 参加資格
    起業、ビジネス、イベント開催、地域活性化などに興味のある人
  • 寄り合い
    月一回開催(村民以外でも参加可・無料)
  • 会場
    中部経済新聞社会議室(愛知県産業労働センター「ウインクあいち」16階)
  • 年貢
    2000円(年貢を納めるとN-1グランプリへ無料招待)
  • 申し込み方法
    オフィシャルブログからメッセージ機能を通じて申し込む
    http://ameblo.jp/n1gp/
菅沼之雄さんの写真
実行委員長
菅沼之雄 さん

約10年間、旅行会社で経理業務を経験した後、イベント業、製造業、ブライダル業など様々な業界を経て、2006年経理専門代行会社の株式会社エープランナーを設立。現在は資料作成代行業、イベント・セミナー事業、プロモーション事業なども手掛ける。

参加者のコメント
  • (有)ゼネット
    岩佐 卓 さん
    岩佐 卓さんの写真

    経営コンサルタントとして活動するかたわら、N-1発起人として第1回イベントからかかわっています。N-1村が目指したのは、参加者が主体的に面白いことを実現し、それがお互いの仕事につながるような仕組みづくり。それが実際に形になりつつあるから、ますます面白い。N-1を通じて東海地方のビジネスが活性化し、「名古屋なら起業しやすい」と、全国の人が集まるような活動にしたいですね。

  • ルナクリエイト
    柳沢美奈子 さん
    柳沢美奈子さんの写真

    Web広告デザインやブランディングに関するビジネスを行っています。発起人の一人として、N-1のロゴのデザインや、Webのディレクションに携わりました。それまで大イベントの開催にかかわった経験はありませんでしたが、何とか成功にこぎつけたことで、得がたい経験をすることができました。お互いに信頼関係ができた結果、リアルでのビジネスで提携や紹介をする機会も増えました。

  • 中部経済新聞社
    三ッ口洋一 さん
    三ッ口洋一さんの写真

    第1回から参加しています。N-1村のコンセプトは起業家や経営者に対して「おせっかい」をし、地域を活性化させること。そのためにネットとリアルの両方を組み合わせて情報交換を行い、ビジネス創出をうながす活動を行っています。いわば大きな実験場です。また将来像を模索中の新聞業界の一員として、N-1のような仕組みに学び、新聞が読者と読者をつなぐ役割を担えないかと考えています。

  • ナレーター・ラジオパーソナリティー
    梶田香織 さん
    梶田香織さんの写真

    岩佐さんのメルマガでN-1に興味を持ち、第1回から参加しています。この会は異なる業種の人たちが同じ方向を見て何かを実現する点が、ほかの交流会とは違うところ。だからこそ、参加者の人柄などもよくわかります。第2回では副実行委員長を務め、スタッフ同士で苦楽を共にした結果、何でも相談できる貴重な仲間がたくさんできました。信頼で結ばれた関係をさらに広げていきたいですね。


バックナンバーを読む
[2011.5.27]
自分に合った独立開業を探す
独立スタイルから探す
  • 店舗オーナーとして独立
  • 個人事業主・SOHO・フリーで独立
  • 独立開業のノウハウ・サービスを利用
キーワードから探す
キーワードから探す
独立開業に成功した先輩を見る
独立開業に成功した
先輩を見る
独立開業サポート企業 Close-up
独立サポート企業のサポート支援内容の強みを図解で説明。各社の強みを比較してみよう。

ページの先頭へ