起業・独立開業の人脈がどんどん広がる! 交流会レポート

人脈がどんどん広がる! 交流会レポート
武蔵小山創業支援センター(東京都)
構成
増田紀彦
取材・文
鈴木一生
撮影
刑部友康
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武蔵小山創業支援センター(東京都)

交流サロンのほかにもセミナー、個別相談、イベントなど多数の支援策

プチ起業から本格的ベンチャーまで
幅広く起業家をサポート

起業初心者の“できたらいいな”もバックアップ
武蔵小山創業支援センター1

定員はランチ交流会、起業家交流バーともに毎回20人限定。女性参加者が多いのも特徴でこの日も半数以上を女性が占めた。

東京都内最大級の商店街で知られる武蔵小山。この町に独立や起業をサポートするための施設である武蔵小山創業支援センターがオープンしたのは2010年8月。品川区によって設立され、運営は民間スタッフが当たっている。品川区民以外の利用も可能である。

センター長の大江栄さんは「起業というとベンチャーのイメージが強く、敷居が高いと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、このセンターでは趣味や好きなことの延長上で起業し、ちょっとした収入を得たいという人たちも支援の対象にしました。そうした方々の初歩的な悩みも気軽に相談できる仕組みが整っています」と、狙いを説明する。

同センターがユニークなのは、一般的な起業に加え、「ちょこっと起業予備軍」と「プチ起業家」というカテゴリーを新たに設け、支援を行う点にある。

「ちょこっと起業予備軍は、自分の身の丈に合った事業が“できたらいいな”と考えている人たち。例えば“趣味を生かしてショップが開けたらいいな”と考える主婦などが対象です。このちょこっと起業予備軍から実際に開業した人たちをプチ起業家と呼んでいます。自分の事業そのものには興味があっても経営ノウハウにはうとい。そうした起業初心者の悩みや課題の解決をサポートしていきたいと考えています」とは、同センターのクリエイティブマネージャー、野竿達彦さんの説明。

同センターでは年80回にもおよぶ起業セミナーを開催するほか、交流サロン、個別相談、イベントなどを開催。また、インキュベーションルーム、チャレンジショップ、保育園などの施設も充実している。さらに大江さんや野竿さんをはじめ、多数の起業アドバイザーをそろえている点も頼もしい。

女性比率が高く、小人数でじっくり話せる雰囲気
武蔵小山創業支援センター2

起業家交流バーは、センター運営メンバーがはっぴ着用でたこ焼きを焼くなど、アットホームな雰囲気が広がっている。

武蔵小山創業支援センターでは現在、2種類の異業種交流会を開催している。一つは一緒に昼食を取りながら交流するランチタイム交流会。もう一つは夜、立食パーティスタイルで食事とお酒を楽しみながら交流する「起業家交流バー」だ。朝の交流会も計画中だという。いずれも事前に同センターのサイトに会員登録して申し込めば誰でも自由に参加ができる。

「女性の起業をサポートするのも当センターのミッションの一つ。女性限定の起業家イベントなども開催しています。そのため女性参加者の比率が高いのが特徴です。多くの異業種交流会では女性の割合は1〜3割程度。それに対してこの交流会は半数程度が女性。参加者の業種は様々ですが、サービス関連やWeb系などの人が多いですね」(大江さん)

今回取材をしたのは、「起業家交流バー」。名刺交換に終始することなく、和気あいあいとした雰囲気の中、じっくりと会話を楽しめる。また会を盛り上げるための工夫も怠らない。今回は“東西たこ焼き対決”と銘打って、大阪風と関東風のたこ焼きをつくり、食べ比べてもらうという趣向。さらに途中で1分間プレゼンテーションも設けられ、希望者には事業のPRや告知、情報提供などを行うチャンスもある。

「事業の特徴を他者に手短に説明できることも、起業では大切です。そこで1分間プレゼンでスキルを身につけてほしいですね。人との出会いは起業のモチベーションアップや情報収集にもつながります。また交流会への参加をきっかけに、セミナーやイベントにも出席していただきたいと考えています。ぜひ当センターをご活用ください」(野竿さん)

参加方法
  • 参加資格
    経営者、実務担当者、起業して間もない方、起業を考えている方、起業に興味がある方、起業・経営支援者、士業、専門家の方(各種営業や勧誘目的の参加は不可)
  • 日時
    毎月開催 ランチ交流会12:00〜13:30 起業家交流バー 19:00〜21:00
  • 会場
    武蔵小山創業支援センター(東急目黒線武蔵小山駅より徒歩3分)
  • 参加費
    ランチ交流会 1000円 起業家交流バー 2000円
  • 申し込み方法
    ホームページでユーザー登録をして専用フォームから申し込む
    http://musashikoyama-sc.jp/
大江 栄さんの写真
運営者(センター長)
大江 栄 さん

リース会社勤務の後、主婦を経て中小企業診断士資格を取得。女性起業家支援を行っていた経緯から、武蔵小山創業支援センター・センター長に就任。

大江 栄さんの写真
運営者(クリエイティブマネージャー)
野竿達彦 さん

求人広告会社および商工会議所勤務の後、横浜市の創業支援・成長促進事業「横浜ベンチャーポート」所長に。2010年に独立し、センター開設と同時に現職に就任。

会員のコメント
  • (株)ビジョンゲート
    遠藤奈央子 さん
    遠藤奈央子さんの写真

    昨年4月に経営コンサルタントとして独立し、今年の4月にはプロジェクト型学習を行う学童保育施設をスタートさせます。スタートに当たり多くの方との接点をつくることが大切だと考えて、今回初めて参加しました。この交流会には様々な業種で高いスキルや特技を持つ方がいるので、そうした方々にゲスト先生としてご協力いただくなど、お互いに役立ち合える関係を築きたいですね。

  • (株)フラット アンド シーワークショップ
    平井 光 さん
    平井 光さんの写真

    近々、世界に向けて発信できるソーシャルメディアを立ち上げます。それに先だって会社のつくり方を学ぶためにセンターのセミナーを受講。今回、交流会にも参加してみました。異業種だけではなく同じIT系の方とも知り合って情報交換ができたのが収穫。これから人脈が広がりそうな予感がしています。こうした集まりに参加することで、自分の考えをしっかり伝えるスキルも学びたいですね。

  • 税理士
    高橋ちぐさ さん
    高橋ちぐささんの写真

    2年前に税理士として登録し、昨年8月にこのセンターのインキュベーションルームに入居したのを機に開業。交流会にも参加するようになりました。参加者の多くはこれから新しいことを始めようという人たち。そのパワーに強い刺激を受けますね。またこのサロンで知り合った方を通じて、仕事も広がりつつあります。センターの公募セミナーにもチャレンジ予定で可能性が開けるのを実感しています。

  • (同)エフスタイルビーティー
    坂本康恵 さん(左)
    村田恵子 さん(右)
    坂本康恵さんと村田恵子さんの写真

    2004年からママ友達が集まってアクセサリーの製作・販売を手がけてきました。今回センターのチャレンジショップに入居して、店を持つ夢が実現。これをきっかけに交流会にも参加しました。いろんな年代や業種の方が、自分たちが思いつかない視点で起業しているのでとても刺激を受けています。また交流会だけでなく個別相談も活用しています。あらゆる悩みに答えていただけるので大助かりです。


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[2011.2.25]
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